キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

小室直樹の宗教論

2024年06月27日 | Weblog
音楽は松原みきだが、読書は相変わらず小室直樹だ、こんなオッサンに夢中になってバッカじゃないなんて声も聞こえるが、まあ、僕が生きているうちにこれ以上僕にうってつけの優れた学者は出てこないだろう。
そのくらい好きだな、何しろ独特の小室節がいい、物事の解説は懇切丁寧で多分小学生でもわかるように書かれていて、しかも、重要なところは繰り返されるので、僕のような凡才でも自然に身に付くようになっている。

社会学はマックスウエーバーを参照することが多いが、経済学はサミュエルソンに学んでいて、政治学は丸山真男、社会学は中根千絵、法社会学を川島武宜 から学んでおり、何かを学ぼうとするときにはその道のNO1の教えを乞うことに何ら躊躇しなかった。
数学、社会学、経済学、心理学、法学、宗教学、国際政治学などの方法を敷衍して世の中を分析し、そのエッセンスを簡潔丁寧に解説してくれるから、こんなに楽に物事の本質に迫っていいんだろうかと有難いような悪いような気がする。

最近は弟子の橋爪大三郎の努力もあり、幾つかの著書が復刻されているが、出来れば全集とは云わないまでも、橋爪が副島隆彦と協力して30巻ぐらいの著作集に編んで欲しいところだ。
だが、そんなものが出たら世の勉強をしないアホな大学教授や評論家の皆さん方が困ってしまうだろうな。

昨日から「日本人のための宗教原論」を読んでいるが、イスラム教については飯山あかりという優れた学者が出てきて、お陰で4冊の彼女の著書が大いにイスラム教の理解を深めるのに役立ったが、元々小室直樹の「イスラム教原論」を読んでいたから、他の学者のイスラム教解説が腑に落ちなかった。
少なくとも小室直樹亡き後、イスラム教については飯山あかりを読んでいれば日本に流布されているイスラム教の嘘がハッキリと分かる。
イスラム教はコーランが正典であり、生活は正典に書いてあるとおりに行う。
これがイスラム教の本質だ。
仏教という正典の無い宗教が一番馴染みがある日本人にとって、これは理解できない。
要は、今、イスラム教徒を低価格労働目的でどんどん日本に入れているが、彼らにとって日本の法よりイスラム法が優先なのだ。
それがどのような事を引き起こすか、多少想像力のある人間ならわかるはずだ。









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