キュヴェ タカ/cuvee taka 椿庵酔哲「湘南隠居日誌」

-湘南散歩に読書、映画、酒、そして時々釣り-

昼酒

2011-08-31 | Weblog
三千盛といえば、確か立原正秋もこれを飲んでいたと記憶しますが、永井龍男が周りの鎌倉文士に辛口で美味いと宣伝したといいますから、立原正秋も永井龍男から薦められて飲むようになった可能性があります。

立原は鎌倉のなかを何度も転居していますから、どこにいるときに三千盛を飲み始めたのかは分かりませんが、腰越で漁師から魚を分けてもらって酒の肴にしていた頃には、好みの辛口の酒と朝獲れの魚で大いに楽しんでいたのかもしれません。

鯵や鰯のたたきは、朝獲れを昼に食べるのが一番で、これにいい酒があれば一日がそこで終わったとしても充実した一日であることが約束されます。
最近では生シラスを料理屋で見かけますが、朝、引き網に入ったやつを昼までには喰わないと、苦味や臭いが出てきて本来の美味さは味わえません。
これにも一番合うのが酒ですから、やはり魚を美味く喰おうと思ったら昼から酒を飲むことになります。

文筆業を生業としていた立原正秋は魚を美味く喰うために昼酒を飲れましたが、しがないサラリーマンワイン業者は、釣った魚を早々に家に持ち帰り刺身にしつらえて、炊き立てあつあつご飯で愛でてから止む無く出社しておりました。
人生を楽しむのであれば、海の近くに住んでいて、サラリーマンにはなっちゃいけません。



辛口の酒

2011-08-30 | Weblog
横浜の古書店で「その人吉田秀雄」文春文庫、辻堂の古書店で「雀の卵‐その他」講談社と二冊永井龍男さんの本を買い足しました。
ある人の本を買い集め出したら勢いがつくもので、何時もは目に入らない本が目に付くこともあり、取り合えず見かけたらよっぽど高額でない限りは買い求めておくようにしています。

「その人吉田秀雄」は電通の四代目社長の評伝で、永井さんにとっては異質な本ですが、優秀な経営者になりたいなと心のどこかで思っているのでしょうか、気がついたら読了しておりました。
読書はベッドの上で寝転んでしているので、文庫本が読みやすいですね。

吉田秀雄さんというのは今であればちょっとやり過ぎなところのある経営者ですが、戦後にはこのような破格の経営者が必要であり、短期間で電通という会社を大きく伸ばす事が出来たのです。
有名な鬼十則を久し振りに見て、30年前に横浜で仕事を始めたときの経営者が、これを援用していたことを思い出し、あの頃は今より時代が若かったんだなあと当時の雰囲気を懐かしく思い出しました。

先日来買い求めた単行本の箱入り美装本の古書四冊は本棚のお飾りにして、新潮文庫の「青梅雨」をひっくり返りながら再読しておりますが、永井さんの酒についての嗜好が窺われるところが何箇所かあり、それを総合的に判断すると基本的には酒がお好きのようです。
気温が高いときは冷で、寒いときは燗で飲んでいたようです。

永井龍男が三千盛をほめた談話がこのメーカーのホームページに載っていますが、辛口の酒が好みだったようです。
戦前のような辛口の美味い酒が戦後消えてしまったと嘆いているのを確か吉田健一が書いていたと思いますが、戦後は食糧難のせいか甘口の酒が好まれたようです。
永井さんも戦後の甘口の酒にうんざりしていて、岡山の親戚の家でこの三千盛に出会い、以後贔屓にしたようです。









雑文集

2011-08-29 | Weblog
先日会社の帰りに藤沢で途中下車して古書店により、永井龍男の古書を三冊買いましたが、雑文集とありました。
今ではこの手の本は随筆集と銘打たれておりますが、色々なところに色々な長さで書いた雑文を集めて一冊に編んであり、共通の主題は無く、名文であれば飽きずに最後まで色々な味わいを楽しめます。
当時、随筆はエセーの翻訳と考えられていて、モンテーニュのエセーが直ぐに頭に浮かび、思索のための文章でなければ随筆とは言いにくかったのかも知れません。
ましてや文章については厳格な永井さんでしたから尚更でしょう。

「カレンダーの余白」 講談社 1965
「ネクタイの幅」 講談社 1975
「身辺すごろく」 新潮社 1976


3冊とも箱入りで、46年から35年前の本ですから箱が破れていたり、本に染みがついたりしておりますが、読むのに差し支えは無く、価格は3冊とも¥525でした。
ネットで探せばもっと安く販売している古書店もあるようですが、本との出会いを大切にして、この店の棚にあった永井龍男の本は全ていただきました。

永井さんの物は多くが古本でしか入手できないため、纏めて読もうとすれば古書店で全集を求めるのが一番簡便なやり方です。
作家の研究や文筆業を生業としていればきっとそうするでしょうが、何しろしがないワイン業者ですから、古書店巡りで好みの本に邂逅するのを楽しみにしており、永井文学を味わうのが目的ですからこのような暢気なやり方が好ましいのです。
素人は勝手放題楽しんでいるうちが華です。

永井さんの文章は、雑文といえども手を抜いたところが無く、ちょっと拾い読みをしただけでも味わい深く、当分は楽しめそうです。
私もこのような駄文を毎日したためておりますが、一度で好いから簡潔で味わいのある雑文を書いて、人を唸らせてみたいものです。







母の読書

2011-08-28 | Weblog
今年になってから母が腰を痛め長期入院をしておりますが、最初の数ヶ月は横になっているだけで天井の文様を眺めて時間をつぶしていたようですが、一ケ月前から安静にしていたことが良かったのか、介護用ベッドの力を借りて上半身を起こすことが出来、暇つぶしに本を読むようになりました。

元気な頃、テレヴィでも観ていた平岩弓枝さんの「御宿かわせみ」のシリーズが30巻ほどあり、それを繰り返し読んで楽しんでいたので、先ずはそれを病室へ持っていったのですが、さすがに内容を覚えていて新味がないせいで余り喜びませんでした。
少し呆けているのかと思っていたのですが、葦編三絶の効果は年齢に関係ないようです。

そこで、高嶺秀子さん、杉浦日向子さんなど女流エッセイストの本を持っていったら、同時代を生きていたとか、昔の事柄が書かれているので懐かしかったとかで大いに喜びました。
先週末この線に副って、ただし男性の著者の古今亭志ん生、小沢昭一などをもって行きましたが、どのような反応を示すのか楽しみです。
また、毎週かなりの本を持ってゆくのですが直ぐに読了して、新しいのが無いと仕方なく読み直しているようです。
老いたりといえ、一日中時間があると如何に多くの書物を読めるのかが分かります。

積読本の言い訳がましくなりますが、最近流行している作家のものにまったく興味が無く古い作家のものばかり集めて、時代遅れと揶揄されてもそれが老後の読書にふさわしく、また健康でありさえすれば、まだ膨大な時間が残されていて、一万冊程度の積読本があっても物の数ではない事がはっきりしてきました。

母の力は強し、この年になっても大いに影響を受けるようです。


給料日の焼き鳥屋

2011-08-27 | Weblog
25日は多くの会社が給料日で、月末までは昼の鮨屋が混みますし、夜は業務店が混むものだと思っており、久し振りの鳥伊勢はカウンターが満員で座れないかもしれないと危ぶみながら出かけました。

行ってみたら何のことはなく、カウンターはガラガラで知り合いの若い従業員たちが手持ち無沙汰にしており、何時も早く無くなってしまうヤゲンも充分に残っているとのことで意外でした。
果たして給料日といえども外で飲むことが出来ないような切ない金回りなのか、あるいは高級店で飲み食いしていて焼き鳥屋は暇なのか。
谷中、枝豆、ヤゲン、つくね、葱間、皮を肴に大関樽酒燗をいただきながら、ことについて考えておりました。

テーブル席を見回すと女性のグループが何時もより多く、給料日に誘い合わせてきているような感じでした。
夜が更けるとともにカウンターのほうへもちらほらと、おっさんが一人二人とやってきました。
女性グループにしろ、おっさんたちにしろ自前で飲んでいる人たちでしたが、何時もですと同伴のペアが3組くらいカウンターにへばりついています。
下心があるサラリーマンの場合は自前で相手の分まで払うでしょうし、中小企業の社長なら経費で落とすでしょう。
接待のグループも何時もはカウンターにへばりついていて、この場合も接待交際費ですね。

余りにもわずかな情報で判断を下すのは危険ですし、下す必要も無いのですが、給料日の焼き鳥屋は接待交際費の客が少なく、自前で飲み食いする人たちがほとんど、しかし客は少ない。
こんなところでしょうか。

ちなみに私たちも自前のダッチチェックで飲み食いしており、一人5,000円てとこでした。
杉浦日向子さんが指摘されているように、飲み食いは自前でやらなきゃ楽しくない。
給料日の焼き鳥屋は、ゆったりと出来、わざとらしい緊張感が無くとてもいい雰囲気です。



ドメーヌ・デュ・タリケ

2011-08-26 | Weblog
タリケについては既に色々と書いてきていますが、本日タリケディナーがあるので少し書いておきたいですね。
950ヘクタールという広大な土地を持ち、個人経営のドメーヌとしてはヨーロッパ最大といわれています。
これは細やかな配慮がぶどう園とセラーに行き届きにくいことを意味していますが、その欠点を補うための努力が色々となされています。
次にここの大きな特徴としては、白ワインのスペシャリストであるということ。
ロゼワインを少しと、セカンドブランドのマージュという名前で赤ワインを造っていますが、販売戦略上不利にもかかわらず、今のところは白ワインに特化しています。

もともとガスコーニュという土地はアルマニャックの生産地として名高く、その原料ワインはコロンバール、ユニブランという品種で造っていて、酸が強くアルコール度数が低いのが良いアルマニャックを造るのに欠かせない特性でしたが、ワインとしては二級品以下ですから、ワインで名声を博すことはありませんでした。

1980年代以降に消費者が低アルコールを好むようになり、アルマニャックが売れない時代を迎えます。
そうなってきますと原料ワインをワインとして販売する必要性が出て来ます。
充分熟させた果実でフルーティーな味わいを目指しても、本来の特性である酸の強さと低アルコールを根本的に克服することは短時間ではかないませんでしたが、それに果敢に挑んだのがタリケのイヴ・グラッサでした。
90年代にミシュラン3☆のミッシェル・ブラスで偶然にもタリケ・クラシックを飲んだ頃は、既に話題のワインとなっていましたね。

古い友人のフランス人が、タリケの成功は80年代トゥールーズでは女性がアペリティフに白ワインを飲む習慣が無かったが、タリケを飲むことをトレンドにしたことが大きいと言っておりました。
南西地区のレストランやバーに特化した販売戦略が功を奏したようです。

果たしてこの戦略が日本で通用するかどうかなんですが、日本にはなぜかイタリアンが星の数ほどありますが、フレンチレストランというのは思ったほど多くはないんですね。

品質についてはどうか、11度という低アルコールは日本の消費者に受け入れやすいと思います。
酸が強くきりっとしているのは、フランスではワインの美質のひとつとなっているようですが、日本では一般的な消費者はホンノリ甘みを感じるものを好み、どうも受け入れにくいようです。

タリケのライバルと思しいガスコーニュのあるメーカーには赤ワインがあり、日本においてはそこと現在大きく水をあけられております。
タリケの輸出担当は切歯扼腕していますが、白のスペシャリストと云う謳い文句が消費者の中で十分に機能していません。

ま、否定的なことを随分と書き並べてきましたが、良い事も無いわけじゃないんです。
大量生産ですから、ワインが安い。
酸素を徹底的に遮断してワイン造りをし、マイナス3℃で保管、オーダーのたびにボトリングして出荷しているので、ワインが物凄くフレッシュ、初めて飲む人の多くは驚きます。
要は我々の営業力が不足していることが日本においてフランスほど名声を博さない大きな要因の一つであるといえます。

先日飲んだタリケ・クラシックは十数年前にミッシェル・ブラスで飲んだワインのヴィンテージ違いですが、フレッシュさは相変わらずで、奥のほうにまろやかさとうまみのある味わいがあり少し驚きました。
閃きを与えてくれるワインというのは必ずヒットしますが、このとき販売戦略について良いアイディアが閃いたので、ようやくタリケにもその秋がおとずれたのかもしれません。









居酒屋ブームの恩恵

2011-08-25 | Weblog

「居酒屋の世界史」 下田淳 講談社現代新書

という本が出てしまいました。
こういったワイン業者必読の基本図書が出てしまうと、読んで置かないわけにはいかず、積読本に回せないですよ。
好みのものから読みたいのが何時の世も人情でして、積読本になるのか既読本になるのかの境目は読みたい度合いにかかっているのですが、仕事とあっては外すわけに行きません。
決してこの本が詰まらない退屈なものだと決め付けているのではないので誤解無きよう願います。

著者の下田淳さんはドイツ史が専門のアカデミズムの方で、前著「ドイツの民衆文化 ― 祭り・巡礼・居酒屋」 昭和堂(京都)でドイツの居酒屋について書いたので、今回は目を世界に向けてヨーロッパ圏、イスラム圏、東北アジア圏の比較文化論、教会、売春、芸人、犯罪と居酒屋の関係についても論じておられるようです。
酒類業界の人が書いたものとは一味違う興味を惹くものとなっているはずですが、未だ読んでないですから、目次を見てこう云っているだけなんで当てにはなりません。
それに価格が777円ですから、酒類業界関係者のみならず、パチンコに興味のある方でゲンを担ぎたい人にもお勧めです。

しかしここ数日蒸し暑くて過ごしにくいの何のって、早く爽やかな空気になって酒、ウイスキー、ワインが美味く飲める環境になっちくれって祈りたい。
ま、暑くてやりきれないからついグラスに手が伸びて、しかもとても美味しく感じてるから祈る必要も無いんだけれど、陽気がしまってからの酒、ウイスキー、ワインは一味違いますからね。





8月22日(月)曇り

2011-08-24 | Weblog
肌寒い一日でしたが、快適でもありました。
このまま涼しくなるかといえばそうは問屋が卸しません。
衰えたといえ30℃くらいの気温はまだまだ可能な夏が何処かにへばりついている筈で、近いうちにそっと顔を覗かせます。
油断して半袖を仕舞おうなんて思ったらいけません、直ぐに引っ張り出すことになります。
古人いわく「暑さ寒さも彼岸まで」これに倣っていたら大概上手く季節を乗り切れます。

この日昼、久し振りのちらしを喰い、飽きるほど通っている芳林堂で一冊本を買いました。
レジで420円といわれたのでびっくりしましたが、新潮文庫で版を重ねたものは劇的に安くそのたびに感動してます。

「魚雷艇学生」 島尾敏雄 新潮文庫 
改版され大きな文字になっているお年寄りに優しい本です。
あまり若い人は読まないでしょうから年配の読者を開拓する新潮社のこの試み、少なくとも私には大いに受けていて旧版も持っているはずですが、購買欲をそそられつい手を出してしまいました。
安いとか字がでかくて読みやすいとか本の内容や質と関係ないことばかり感嘆しておりますが、この本は特攻攻撃の命令を受けた人間の心理を描いた稀有な小説です。
作者はこの主題で繰り返し小説を書いていますが、それだけ強烈な体験であったわけで、今後この状況に遭遇する文才に長けた日本人がそう多くあるとは思われませんから、とても貴重なものを多く残してくれたと感謝して拝読すべきです。

今朝8月24日は既に暑さがぶり返していて、湘南はやけに湿度が高くて汗が滲む嫌な陽気です。
それでも夕方になると酷暑のころとは違う過ごしやすい夜がやってきて、酒肴がやけに美味く感じ、夏バテを気にしなくちゃいけないのに更に身体に追い討ちをかけることになります。




新感覚派湘南スタイル

2011-08-23 | Weblog
今週金曜日夜、鎌倉のアマンダン・ブルーでタリケディナーを行いますが、打ち合わせと試食のために先週酷暑の中、材木座海岸まで出かけてきました。
入澤シェフは35歳と若く、フランスでも一年修業なさったとか、ワインについての理解が深く、タリケの良さを実に上手く引き出せる料理を作ってくれました。

タリケは白ワイン専門ですから、おのずと料理は繊細になり、しかも食べる者を満足させるには華やかさと驚き、味わいが必要な要素となってきます。
作り手は繊細な舌、確かな腕に加えて知識と経験が必要となります。
彼にとっては我々が提示した予算が一番大きな制約になっていたのかもしれませんがね。
土地柄、今人気の鎌倉野菜と相模湾の新鮮な魚介類があるので、大いに期待して出かけたわけです。

タリケ・ソーヴィニョンブラン2010
これは爽やかなワインですがハーブのような青い香りがかなり強い、香りの強いものは料理が限定されますが、相性のいい前菜を用意してくれました。

タリケ・クラシック2010
これはユニブラン・コロンバールで作られたワインで、このメーカーのフラッグシップなんですが、香りがそれほど無くて軽く、思いがけない味わいがある。
比較的何にでも合わせやすいワインで、基底にあるトロピカルな風味を意識して料理を誂えてくれました。

テット・デ・キュヴェ・シャルドネ2005
メインの魚料理に合わせるワインですが、黄金色、フレンチニューオークの風味とあいまってたっぷりとして粘度のあるワインです。
相模湾の白身魚を使い、野菜とソースを工夫して見事なものに仕上がっていました。

次にメインの肉料理が出るのですが、ここの赤ワインはタリケでは無く、私の好みの繊細なワインを造るメーカーのシャルム・シャンベルタン2004を使います。
入澤シェフもグランクリュゆえ強いワインを予想していたら、エレガントで味わいが深いのでちょっと合わせる料理を考えたそうです。
ガスコーニュに敬意を表してか鴨肉を選択して調理してくれていました。

デルニエール・グリーヴ
甘口ワインです。
重くないデザートを期待しておりましたら、予想を裏切らないカラフルで楽しいお皿が出てきました。

本番ではこの後タリケのバ・アルマニャック・フォルブラッシュ15年が食後酒に出ます。

具体的な料理の内容は当日までのお楽しみとして、彼の料理を抽象的な言葉で言い表すならば、「新感覚派湘南スタイル」ですかね。
川端康成が住んだ鎌倉にちなんで、新しい素材の組み合わせとその意外な使い方を称して新感覚派、明るい色彩と軽い乗りのリズムが湘南スタイル、中々好い命名だと思うのですがね。








古書店廻り

2011-08-22 | Weblog
今朝の湘南は雨、凄く寒くて4時前に起きてしまいました。
テレヴィでは10月の気温といっておりますが、先週あれだけ暑かっただけに寒く感じます。
昨日はにわか雨も降りましたがおおむね曇りで快適に散策をいたし、茅ヶ崎の古書店で4冊買い求めました。

「私の信州物語」 熊井啓 岩波現代文庫
「日本人の知恵」 小泉武夫 岩波現代文庫

「三文役者の死」 新道兼人 岩波現代文庫
この三冊は奇しくも岩波現代文庫ですが、内二冊は映画関連書籍です。
最近映画に興味を持ち出したばかりで、熊井敬さんが映画監督だと知らないぐらいのレヴェルです。
殿山泰司正伝のサブタイトルがついた新藤監督のものは、殿山さんのエッセーの面白さとは異なり、滑らかな文章で三文役者殿山泰司について書かれていて、また違った面白さがあります。

小泉さんのはワイン業者の基本図書で、持っているはずなんですが、誰かに貸し出しているのか行方が分からなくなっています。
無駄にならなきゃ好いのですが。

「完本 文語文」 山本夏彦 文春文庫
最近山本さんの本が新装されたりして出ていますが、再流行の兆しでもあるんでしょうか、直ぐには読みそうにありませんが、もう少し年を取ったら読むことになりそうです。


月曜日の雨は労働意欲を殺ぎますが、酷暑よりはましです。
一週間お仕事に精を出すことにいたしましょう。