キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

映画監督の文章

2021年06月30日 | Weblog
昨日、プレシネで「ピンポン」2002年、2度目を観たが、朝ドラの夏木マリと19年前の夏木マリがちっとも変わってないのにびっくりした。
90年代に「男はつらいよ」で、いずみちゃん=後藤久美子の母親役で出ていた頃は、40代で女ぽくて綺麗だった。
1973年に「絹の靴下」をヒットさせたときは、やけに色っぽかったが、21歳だったから驚きだ。
僕より3つ上だから今69歳、「ピンポン」の時が50歳か。
音楽と舞台を積極的にやっているんで年取らないのかなあ、あやかりたいね。

「輝け!キネマ」を読了した。内容の濃い論考で面白かった。
年を取ってから映画の面白さに気付いたが、最初は映画監督の書いたものが面白いと思ったのがきっかけだった。
映画を集中的に観る機会は隠居生活を始めた4年前からで、それまでは学生時代に日活ロマンポルノを稲毛銀映で、ハワイ駐在時代に、ハードコアポルノ映画をハワイの下町の映画館で観たに過ぎない。
これは映画の面白さに開眼するというより、女の裸見たさだったが、日活ロマンポルノは映画としてもレベルが高かったと思う。
スケベジジイ役で良く出て来た殿山泰司もこの時に好きになった。
映画監督というのは多くの場合脚本も書いているから、当然人間観察に優れていて、文章も洗練されていて味わいがあって面白い。
でも、本職は映像表現だから、映画はなおさら面白いわけだ。
小津安二郎が書いた「僕はトウフ屋だからトウフしか作らない」が如何にも魅力的で気に入ったが、プレシネで小津作品が結構放映されたので観る機会が多く、映画も好きになった。
良く起用された原節子がまた綺麗でね、好みのタイプだったから食い入るように観た。
ロマンポルやハードコアも裸と言っても好みの女優じゃないと寝てたから、男ってのはややこしいもんなんだよ。
何年か前に、世界の映画監督が選んだ映画NO1に、常勝「小市民ケーン」を押さえて「東京物語」がトップに躍り出たのは実に嬉しかった。
全盛期の日本映画のレベルは凄く高かった、今も佳作が多いが、制作費の関係なのか名作が無いね。

昼ナポリタン、昨日の昼のハンバーグのソースを作りすぎて、というより濃すぎて肉の味を消しちゃうので、皆、醤油かウスターソースで食べたんだよ。
深く反省したのか、ナポリタンは薄味で隠元とピーマンがたっぷり入ってかなり美味かった。

プレシネは水曜日のヒッチコック作品で、1954年「Dial M For Murder」で、実は前半少し居眠りをしてしまったんで、観てないところがあるが、とにかく女優が綺麗で魅力的だったので、少しくらい筋が途絶えても観ていられた。
この女優がグレース・ケリーだったと後で知った。
別れてしまった女性に雰囲気が似ていたので、のめり込むようにして観た。
恋をしていたから美しさも遜色なく、光り輝いていた、思い出は美しいねえ。

我がイナリヤト食文研のワインとビールはこちらからご覧になれます

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「夜明け前」試飲

2021年06月30日 | Weblog
9時20分を過ぎて、慌ててJA湘南へ出かけたので、日焼け止めは塗ったが、曇っていたので帽子を被らずに飛び出したら、雨が残っていてぽつぽつと降っていた。
帰りには日差しが出て暑くなったから、何れにしろ帽子が必要だったね。
JA湘南には夏野菜が大量に出ていて、湯上り美人、茄子、胡瓜、隠元、ミニトマト、人参を買ったが、他に玉蜀黍、ズッキーニなどが出ていた。
茄子というのは使い途が多くて、僕は糠漬けとオリーブオイル焼、味噌汁に使うが、妻が焼き茄子、含め煮、味噌田楽、麻婆茄子などに使うので消費が早い、3袋買った。
胡瓜というのは、どうもあまり使い道がなく、僕はもっぱら糠漬け、妻は酢の物なので、野菜ストックを見たら2袋あった。
家に帰って直ぐに茄子一袋3個を糠に漬けた。

散歩の途中で良く皮の中をのぞくが、夏になると小魚の群れが増えて、それを見るのが愉しい。
鯉が邪魔なんだけど、町で30年くらい前に川の浄化のために放流したが、下水道が完備して水質が格段に改善されたのだから、もうお引き取り願う時が来ている、だが、その気配がない。
ブラックバスやブルーギルは駆除したのに、同じ外来種である鯉が駆除できないのは、一宿一飯の恩義があるのと、日本に入ってから長いので古来種と思われているから、それとパンくずをやるのを楽しみにしている人が居るからかなあ。
それでも、鯉のいない昔の葛川に戻して、在来種の復活を見たいじゃない。
当時の種が全て戻るとは思わないが、それでも、かなり回復すると思われ、何がいたのか知りたい。
先日も変なものが横歩きしていると思ったら、モク蟹だったのでビックリした。
これ、潰して出汁にすると抜群に美味いんだよ。
とにかく川遊びが愉しくなることは間違いなく、テトラが積まれてどうしようもなくなった海に替わって、夏の水遊びにいいんじゃないかな。

家に帰ると、朝早く今日は肉(29)の日だから出かけてきますと言った妻が、机に大量のひき肉を置いて何か作っていた。
すわ焼売かと思って訊いたら、昼にハンバーグを作るという、昨夕、植野食堂で習得した焼売のツボを試す時がこんなに早くやって来たと思ったが、物事はそう巧く運ばない。
一応妻に、焼売作りのポイントを話したが、そんな事やってるわよと言われ、じゃあ何で美味くないんだよと言ってしまった。
反射的に返す言葉というのは、多くの場合真実が含まれているが、同時に問題点も含まれていることを、この年になっても身に染みて分かっていないんだなあ。
ヤバイと思い直ぐに2階に引き上げて山口百恵の続きを聴いた。
このアルバム凄く長くて40曲以上入っている。
その後、マンハッタントランスファーの一番評判のいいアルバムを聴いた。
名盤の触れ込みで聴くと、ほとんどの場合、こんなものかと思うのだが、ざっと聴いただけでは良さが分からなかった。
一遍で魅了されるものと、繰り返して聴くとその良さが分かるのがあるが、ストリーミングの場合7,000万曲あるから、駄目なら直ぐ次の曲ということになる。
恋も一目惚れが劇的だが、身近に長い間いて、ある時、この人なしでは生きていけないと気付くことがある。
今の世の中、モノもヒトも一回の出会いで善し悪しを決めないといけないから、じっくり使って良さが分かるモノや、じっくり付き合わないと良さが分かり難いヒトは、切り捨てられる傾向にあるんだねえ、とすればだ、裏張りをしてみると宝物に遭遇するチャンスがあるってことですぜ。

昼にデカイハンバーグを2個食べ、腹がいっぱいの状態で、6時からの「夜明け前」の試飲と晩飯になったが、飲みだすとけっこう飲めて、7種類の酒の試飲が終わると腹が減っていた。
これだから太る体質の人間はいかん。
イナリヤトで扱う酒の選定が目的で、美味い酒はいくらでもあるが、藤村(フジムラじゃないぞ、トウソン)が晩年大磯に住み、墓も「マーリ・モンターニュ」の前の寺にあり、それなら代表作の「夜明け前」を商標にしている信州の小野酒造がいいんじゃないかと試飲した次第。
まあ、牽強付会の気味はあるけどね。

酒の基本は純米酒なので、伊那谷の山田錦と長野県の酒造好適米の美山錦と2017年登録された山恵錦を飲み比べたが、やっぱり飲みなれているのと高貴な品種である山田錦がいいねえ、美山錦はチョット癖があり僕は苦手だ、山恵錦は穏やかな酒だ。
原酒だと思うがアルコール度数が17度の酒は、作り立ての酒の風味があり、こういうの今人気があるんだよね。
業務店用の180mlと300mlの酒は、すべて本醸造で、生貯蔵やからくち、吟醸生があったが、からくちがすっきりして良かったね。
小瓶はどうしても単価が優先するんで本醸造になるのかなあ、僕は、香りが無く味わいに深みがあって切れがある純米酒を理想とするが、若い頃は純米酒の米の匂いが嫌でアル添酒=本醸造しか呑めなかった。
40代に転機があり、横浜の酒問屋の社長に、試飲会の折に60種類ほどの酒を飲ませてもらい、純米酒、それも生酛造りの良さを教わった。
母が勤めていた酒問屋の社長と幼馴染だったという縁で、このかたが凄く目をかけてくれて、その後数年で数千種類の酒を飲む機会があり、酒の善し悪しが分かるようになった。
国内出張の折、地酒を飲み土産にぶら下げて帰るのが愉しみになり、風土との関連も理解が深まったと思う。
だが今、年のせいで、あるいは年のお陰で、純米酒がきつくなってきて、さらっとした本醸造もいいなと思うようになった。
小瓶の「からくち」は、まさにそんな酒だった。

晩飯は、小田原の鰹とキハダマグロの刺身、海老、隠元、茄子、甘唐辛子、南瓜の天婦羅、湯上り美人、胡瓜糠漬け、胡瓜のたたき、チーズ、隠元の白和え、豚バラ肉と卵煮で試飲した酒を飲み、酒に飽きるとティーチャーズのソーダ割りを飲んだ。
そしてお決まりの二日酔い、酒飲みってのは懲りないから嫌いだ。

イナリヤト食文研のワインとビールはこちらからご覧になれます


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

犬を飼いたくなった

2021年06月29日 | Weblog
「ハチ公物語」を観た。
初めて観たので、ハチ公が途中から野良犬になっていたのを知らなかった。
随分悲惨な人生だったんだな。
音楽が林哲司だったのも驚いた。
松原みきの「真夜中のドア Stay with me」の作者だ。
浅草のおじさん役で好きな殿山泰司が出て来たが、あまりいい役じゃなかったな。
長門裕之がいい役をやっていた、山口瞳の名作「さぶ」のような人で、昔はこういった人が居たものだが、今はほとんど見ることが無い。
子供の頃にチコという名前のスピッツを飼ったが、直ぐに死なせて、近所からスピッツの雑種を何度もらったが、やはりすぐに死なせた。
多分餌をやり過ぎたのがいけなかったと思うが、この映画の中でも、浅草のオジサンのうちにもらわれて行く時に、人間の食べるものなら何でも食べますからと言ってたように、当時は三度の飯の残りを与えた。
犬小屋の中で一緒に寝たこともあり、本当に好きだったが、何度も死なせている内に耐えられなくなって飼うことが出来なくなった。
良く言われるように、会社から帰って来ても家族は誰も迎えてくれないが、犬だけはちゃんと玄関に出てきて迎えてくれる。
この映画でも飼い主の東大農学部教授が、孫より奧さんよりハチ公を大切にしていたが、犬は愛情を注ぐと、本当に忠実に応えてくれる。
今、妻がスコティッシュホールドのマルという猫を飼っているが、可愛さは猫と犬ではまるっきり違い、一度犬の良さを知ると猫では満足できない。
ハチ公の健気さに打たれて、また犬を飼いたくなった。

4時前に目が覚めて、南沙織のアルバムを聴いていた。
ストリーミングで聴いているので、ほぼすべてのオリジナルアルバムを聴くことが出来、初めて聴くアルバムが多い、デヴューから2,3年夢中になっていたが、その後発売されたアルバムは聴いていないので新鮮な感じがする、だが、ヒット曲に比べてアルバムを埋めている曲の魅力は落ちる。
それでも筒美京平が長い間アルバム作成に関わっていたので、オリジナル曲数曲、筒美のヒット曲のカヴァー、アメリカンポップスの構成で、けっこう聴いていられる。
まあ、好きだからって言うのが一番の理由で、当時はサオリストと言われたオニイチャン連中が熱狂的に支持していたから、出せばある程度は売れたので、粗製乱造の気味がある。

西村雄一郎の本で、木下恵介と高峰秀子の章を読んだが、木下が高峰を使った第一作目の「カルメン故郷に帰る」を観てみたいと長い間思っていて、未だ実現していない。
本を読むのと違って映画を観るのは積極的でなく、向こうからその機会がやって来たら観るってスタンスで、生きている内に観られるかどうかも怪しい。
まあ、生きている内に経験できることは限定的だから、ある部分は積極的でもある部分は受け身でないと、忙しくて目が回ってしまうし消化も出来ない。
それに、そういう達せられないこがあると、生きていて楽しい。
「二十四の瞳」は2度観ているから、縁があるんだろうね、

6時過ぎに起きて朝飯を作った。
夏の定番茄子のオリーブ焼、納豆、昨夜の残りの金目の煮つけ、ほうれん草の卵とじを温め、茄子と胡瓜の糠漬けで食べた。
毎朝、BSの海外のニュースを観ているが、ちょうどこの時間帯はカタール、インド、シンガポール、オーストラリアのニュースで、この地域の事、けっこう詳しくなったよ。
問題は地政学的に重要なところなのに、日本の事ほとんどやらない、影響力の少なさにがっかりするが、まあ日本の政治家は視野が酷く狭いからね。

イナリヤト食文研のワインとビールはこちらからご覧になれます








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暑い日で疲れた

2021年06月28日 | Weblog
不明の4軒を探し出し大祓のお札を配ったので、気分良くJA湘南へ向かったが、余りにも手際よく不明のお宅を探し出したので時間が余ってしまった。
WAKWAKへ来て、店の前のベンチでこうやってブログを作成しているわけだ。
マスクを忘れて店に入れないんだが、オリンピックをやろうとしてる国が、マスクで騒いでいるのは如何にも解せないよな。
利権が絡んで二進も三進も行かないわけだが、妙な発言で首になった森さんはかなり賢い人なんだなあと気が付いた。
橋本、丸川は貧乏くじをひいて参ってるだろうが、世間の同情が集票につながるかも知れないから、悄気ないことだ。

JA湘南は夏野菜が沢山出ていた。
湯上り美人、胡瓜、茄子、向日葵を買った。
せせらぎ公園で宮世話人の総代が働いているので、訪ねて行って借りていたカネを返した。
このの整備は70歳以上の人達が担っているが、皆さん肉体労働をしているので、どうみても元気で若い。
スポーツドリンクをご馳走になり、一頻り世間話をして帰った。

マスクをもらったので、西友に寄ってみたが、買うものは無かった。
家に着いたのが11時になっていて、妻が蛸飯を作ると張り切っていた。
風呂に入ろうとスイッチを入れて置いたが、本を読みだしたら面白くて入りそびれた。
それでも汗をかいていたので、着替えをした。
その内にお昼になり蛸飯をいただいたが、味が濃くてあまり美味くなかったな、もっと薄味にして蛸が柔らかくなるような工夫が必要だね。
それでも妻の習いとして蛸の中に米粒が見えるくらいの比率だったから、凄く高価な食い物だ。
玉葱とパプリカのマリネ、南瓜のポタージュ、茄子の糠漬け、奈良漬けがあった。
1時過ぎに、頼んでおいた印刷物を持って娘がやって来た、飯が未だだったので、ダンナと二人に蛸飯を食べさせた。
喜んでくれて、夜まであると思った蛸飯が無くなった、こういうの一石二鳥って言うよね。

プレシネはついこのあいだ2回目を観たと思うが1973年の「The Way We Were」だった。
狐顔のバーブラ・ストレイサンドは美人とは思えないが、ずっと見ていると魅力的に見えるから不思議だ。
こういったタイプの一所懸命な女性って、一所にいると大変なんだよね、大概能力が高いから、別れても一人で立派にやっていくので、別れやすいんだけど。
このカップルの場合は、別れてから偶然会っても、きちんと旧交を温め相手をいたわるが、僕の場合そうはならなかったのが凄く残念だ。

2回のベッドでカーリー・サイモンの3枚あるジャズアルバムを聴いていたが、眠ってしまったようで、5時に目が覚めた。
体中が痛かったから、思いの外疲れているのかなあ。
風呂に入って、湯上り美人を茹でて、胡瓜と茄子の糠漬けを出し、ティーチャーズのソーダ割りを飲んだ。
焼き茄子、ほうれん草の卵とじ、金目の煮つけなどが出て来たので、ソーダ割りを2杯飲んだ。

最近6時頃からBSで「新・映像の世紀」をやっていて、ヒトラーの辺りを繰り返しやっている。
興味深いが、今日は珍しくソ連の独裁の負の部分もやっていた。
7時から上野食堂で築地「幸軒」の焼売をやっていたので観た。
大いに参考になったのが、玉葱のみじん切りは片栗粉でコーティングしてから使うことで、これが水っぽさを防ぐ秘訣なんだろうね。
それと砂糖の量が思ったより多かったな、なるべく早く試してみたい。

月曜日は夜もプレシネがあり、今日は「忠犬ハチ公」なので観る予定だ。
それまで2階でエスペランサを聴きながらブログを書いたり本を読んでいる。

イナリヤト食文研のワインとビールはこちらからご覧になれます





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大祓い

2021年06月28日 | Weblog
大祓いをやって来た。
今までは川勾神社から配られる形代に名前と生年月日を書いて、身体をさすり息を3度吹きかけて袋に仕舞い、初穂料と共に神社へ送り返していたが、要はその形代をしめ縄を張った聖なる空間に並べて、麻と綿を八つ裂きにして、祝詞を上げて禍や穢れを吹き飛ばすというもので、祝詞のコピーをくれたので一緒に声を出して唱えてみたが、独特な調子で息継ぎが無いから二人で読まないと成り立たない。
祝詞の前半は国造りの物語で、その後に素戔嗚などが、気にの中に溜まって来る穢れや罪を吹き飛ばしてくれるといった内容が書かれていた。
綿が入って来たのは江戸時代だから、絹を八つ裂きにするんじゃないかと疑問に思ったが、一般化するのが江戸時代で、保温性に優れた綿を貴族は身に纏っていたのかも知れない。
そもそも疫病退治に大いなる効果があると考えられているはずで、コロナなんてこれでイチコロじゃないかと思うが、去年の夏も冬にもやっていて一向に終息に向かわないところを見ると、効果は無いのかも知れない。
しかし、政府と新聞地上波のTVが騒いでるだけで、世界的に見たら日本はこの大祓いのお陰で軽微だともいえる。
信心というのはこういうもので、見方を変えることの大切さを教えているのかも知れないねえ。

1000円以上の大口の初穂料をいただいた方には、お札と茅の輪の返礼があり、それを配るのが一仕事なんだな。
でも、原田という街の詳細を知るにはいいんだよ、4時過ぎから早速配り始めたが、途中から雨が降って来てびっしょりになっちゃった。
それでも不明な4軒を除いて30軒ほど配ったので、チョットした充実感があった。
不明ってのは、個人情報の保護とやらで、詳細な地図が手に入らないからなんだよ、その一方で通信機器による情報収集を制限する能力が無いから、個人情報は幾つかの権力の手に在り、管理社会は益々きつくなっているってバカバカしいことが起こってる。
ポリコレと同様、美名のもとに支配力を強めるやり方だから、一見文句が言えない事柄の裏には企みがあるってことを忘れないようにしよう。

一仕事終えあた後に風呂に入ると、当然一杯やりたくなるのが酒飲みというもので、枝豆を茹でてティーチャーズのソーダ割りを飲んだ。
小田原のキハダマグロが日曜にも拘らずあって、これが美味かった。
夏野菜の炒め煮、胡瓜の糠漬けなどを肴に2杯飲んだら、二日酔い上がりだったので結構酔いが回った。

渋沢栄一のドラマを観て、10時からの新しいドラマを観ようと、一先ず2階に上がって横になったら、いい気持ちで眠ってしまった。
目が覚めたのが11時前で、ドラマは諦めて「輝け!キネマ」を読んだが、西村雄一郎は初めて読むと思っていたら、自著の「殉愛 原節子と小津安二郎」新潮社 2012からの引用が出てきて、これ読んだことがあったよ。
原節子は恋を内に秘めて、42歳の引退から一切世間に姿を現さなかったところが凄くて、永遠の処女とか評されるけど、こういった女性は普通存在しない。
東宝のプロデューサー藤本真澄が原に恋をしてプロポーズしたが断られた。
しかし、その恋心は終生変らず、引退後のマスコミに出る写真や記事などをことごとく潰したとのこと、永遠の処女にはナイトが必要なんだよね。
藤本真澄の成就しない愛、これって不幸に見えるけど実は永遠の恋を生きられるから、周りで観てるより本人は甘味な喜びに浸っているもんなんだよね。

朝、4時前に目が覚め山口百恵を聴いた。
「冬の色」が特に好きだが、30曲ばかりあった歌のほとんどを知っていることに驚いた。
熱心なファンじゃなかったけど、時代を作った女性だけにその影響力は凄いなあと思った。

イナリヤト食文研のワインとビールはこちらからご覧になれます




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インスタントラーメンの基本

2021年06月27日 | Weblog
4時前に目が覚めたら次男がすでに起きていて台所で何さしてかやっていた。
如何にも早いので5時まで横になって音楽を聴いていたが、下に降りてみるとこれから朝飯を食べるところだったので、みそ汁と焼き魚を食べるか聴いてみたが、朝ラーをやると言ってサッポロ一番塩にお湯をかけて食べだした。
その昔、インスタントラーメンは、多分チキンラーメンだったと思うが、どの家庭にもある蓋付きの丼に入れて、お湯をさして3分待つのが始まりだった。
その内、鍋で煮るようになったが、その昔の方法で食べるのを好んでいる。
綿がバリバリしているのを愉しんでいるようで、インスタントという意味合いから言えば、これが本道なんだろうな。
茄子とシメジ、豆腐の味噌汁、塩鯖焼き、ピーマンのオリーブオイル炒め、胡瓜の糠漬けで朝飯を食べた。
何時もより早かったので、日曜朝楽しみにしている「新日本紀行」が始まらなかったので、食後お茶を淹れて待った。
昭和46年の丹後の伊根が舞台だった。
一昨年京都の友人と行ったところで、「男はつらいよ 紫陽花の花」で、いしだあゆみが演じたマドンナの故郷となったところでもあり、高羽哲夫のカメラが舟屋と海を実に美しくとらえた。
丘の上から眺めた海が余りにも綺麗だったのでスマホの待機画面にも使っている。
江戸時代に出来た亀の恩返しの浦島物語でなく、古事記にも載っている浦島伝説の原形があるところで、長い旅に出て帰って来た人や、都会からUターンした人を浦島さんと言っている土地だ。

「黄金の日々」で夏目雅子を観ようと思ったが、名前が出てないので止めて2階へ上がって松原みきを聴いた。
城山三郎原作の、このNHKの1978年の大河ドラマには、若くて綺麗な栗原小巻33歳、名取裕子21歳、竹下景子25歳も出ているが、この時代、夏目雅子21歳がとにかく輝いていた。

今朝はどんよりとした梅雨空で、午後の天気が心配だ。
今日は大祓いが川勾神社で午後行われるので参加するが、このところ数回こういったのに出て大体の神式の儀式パターンが分かって来た。
宮世話人になってまだ3か月で、任期が2年だから、祝詞の内容と儀式を少し本格的に研究しておいた方がいいと思っている。
祝詞は仏教の経より分かり易いような気がするが、去年、法華経の解説を読んでみたら、内容はそんなに難解ではなく分かり易かったけど、サンスクリット語から漢訳されたのを日本の寺院が知識を独占するために分かり難くしたんだね。
神道はもともと日本語だから現代語訳すれば、いたって分かり易いような気がするし、日本人の感性に合っていると思う。

イナリヤト食文研のワインとビールはこちらからご覧になれます






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

妻の寝酒

2021年06月27日 | Weblog
風呂に入って2階で音楽を聴いてくつろいでいると、妻がトヨタから車検に出していた車を取りに行った帰りに、西友に寄って出来合いの餃子を買ったからとやって来た。
本人は晩飯を食べるつもりはなく、きっと寝る前にティーチャーズのソーダ割りとソーセージにチーズを載せて焼いたのを食べるつもりだろう。
晩飯を作らないので気が引けて餃子なんか買って来たのだろうけど、次男がたこ焼きを食べているとのことで台所へ降りた。
既にたこ焼きを平らげていて、湯上り美人を食べながら、何を食べようかと物色していた。
二番出汁があったので茄子を入れて卵とじを作った、みそ汁を作る予定だったが、次男がカップ麺の味噌ラーメンを食べるというので変更した。
本マグロの赤身の刺身、胡瓜の糠漬けは予定通りで、それに出来合いの餃子が加わった。
カップ麺を少し食わしてもらったりしたので、結構食べた。
二日酔いの時は食欲が増すのでね。

7時から12歳のサーカス少年が、モンテカルロの世界サーカスの祭典のような大会に出て金賞を獲るドキュメンタリーを観た。
6男7女とか言ってたが、南米人のお父さんと日本人のお母さんで、最初のところを観ていないので、全部がこの二人の子供ではないようだが、ひどくにぎやかで、生活が出来るなら大家族っていいなあと思った。
9時からはナチスに協力した科学者たちの話で、V2ロケットの開発者は戦後アメリカに来てアポロ計画で、望み通りロケットを月まで飛ばした。
マスタードガスを開発した科学者は、ユダヤ人で、殺虫剤として開発したガスで収容所の同胞を殺すことになった。
優生学の精神科医は、知的障碍者を施設に送って、死因は肺炎となっているのが多いようだったが、多分殺したんだろうな、死体から脳を取り出して標本にして研究材料にした。
戦時体制の時には国家に忠誠を尽くすのが国民として当たり前だが、それが時として良心に反することがあるから問題なんだな。
ヒトラーの罪は繰り返し取り上げるが、スターリンや毛沢東もヒトラーと同じかそれ以上人を殺しているが、それが取り上げられることが無いのはどうしてなんだろう。
当然、何らかの政治的な意図があるんだろうけど、共産主義の駄目なところを叩かないから、今、それがグローバリズムとくっついて大きな問題になっている。

TVを消して台所へ湯呑を持って行ったら、妻が湯上りでティーチャーズをコップに注いで、ソーセージとチーズをオーブンに入れていた。
昨日娘夫婦と3人で、2ℓ瓶に3分の2あったティーチャーズを空にしたと、妻がぶつくさ言っていたが、西友で買って来たらしい。
冬はワンカップの燗、夏はティーチャーズのソーダ割りが定番だが、晩酌だと後片付けをやらなきゃいけないので、ゆっくりと飲めない、だから寝酒になるんだよ。
父が酒飲みで、僕が酒の輸入をやっていたから、酒を飲むことに対して抵抗が無い、妻のこの習慣は長い。
僕が数ケースずつ買っておいたコニャック・エクショーNo1やヴィンテージ・グラッパなど、結婚して直ぐに飲み干してしまったから、変に舌が肥えているところもあり、安物のブランデーや焼酎は不味いと言って飲まない。
でも、酒は本醸造を好み、ウイスキーはティーチャーズを好むから、どうにか家計が破綻しないで今日まできた。

久し振りに三橋貴明の動画を観たら、経産省が財務省に真っ向から反対の経済政策を発表していて驚いたと紹介していた。
内容は三橋が日本の経済政策として提唱していたそのままで、要は国が安定的に長期にわたる財政出動をしろという事で、不確実な未来に指針があれば民間投資も進み、かなりの経済成長が見込まれるというものだ。
これに対して財務省がお得意のプライマリーバランスで真っ向から反対して新聞、地上波TVがそれに加担するだろうと予想していたが、70年代80年代の経済成長を牽引した経産省が、急に真反対のことを言い出したのは、かつての栄光の日々を思い出したからなのか。
僕のような貯金を切り崩しながら年金で暮らしている人間には、金銭的にこのデフレはそう悪いもんじゃないが、自信喪失で活気がない日本の姿を観ているのは気分のいいもんじゃない。

イナリヤト食文研のワインとビールはこちらからご覧になれます




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

二日酔いの過ごし方

2021年06月26日 | Weblog
大したことない二日酔いだと思ったが、かなり酷かった。
最後にティーチャーズをがぶ飲みしたのが効いたね。
JA湘南へは歩いてゆく気にならず、09:40に自転車で出かけた。
湯上り美人が初めて出ていたので買い、普通の枝豆も買った。
茄子、胡瓜を買ったが、前のオバサンが持っていたグロジオラスが売り切れていたのが残念だったな。

昼は次男が奢るから駅前のインドカレーに行こうとの事で、久し振りにチキンカレーにナンを食べたが、ナンは美味いなあ、インドのソーセージも食べたがこれも好きだな。
マンゴラッシーは最初から出来ているやつで、それがチョット残念だった。
妻は目いっぱい食べたので、晩飯を作らないだろう。

二日酔いの疲れが午後になると酷くなるのは、年を取った証拠で、若いうちは昼にチョット諄いものを食べると回復した。
深田萌絵ちゃんが日本へ帰って来て動画をアップしたので、3日振りに視聴した。
成田の検疫の係はパソナからの派遣の中国人ばかりで、スパイアプリを3個もスマホに入れられたと憤慨していた。
竹中平蔵と中国絡みの利権が匂うよねえ、東京オリンピックの利権も取ってるしね、売国奴とよく言われるが評判の悪い人だね。
馬淵睦夫のひとりかたりと水島総との対談を聴きながら、母の居間の絨毯に崩れるように横になって休んだ。
籐の枕があればいいが、2階へ獲りに行く気力が無く、ウエットティッシュのケースを枕にした。
良くやるが、中々いいんだよこれ。
次男と3時に散歩の約束をしていたので、時間通りにやって来たが、身体が動かず少し待ってもらうことにした。

ヤオマサの裏に田圃に水を張る時期になると、空気を入れたゴム製のダムを作る川にツバメがたくさん飛んでいて、その姿を暫し眺めた。
ゴム製のダムの上には川鵜が一羽いた。
馬場公園へアオバズクが来ていないか観に行ったが、カメラマンが居ないので、今年も巣作りしていないことが直ぐに分かった。
公園のベンチで休み、石神台を登ってイナリヤトへ行くことにした。
珈琲を飲んで5時過ぎに下山した。

湯上り美人を茹でて摘まみ、風呂に入ってさっぱりしたら少し元気になった。
これから茄子の味噌汁、本マグロの赤身の刺身、胡瓜の糠漬け+αで、晩飯にしよう。

イナリヤト食文研のワインとビールはこちらからご覧になれます


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金曜日のディナー

2021年06月26日 | Weblog
今夜、娘の友達が岐阜へ帰る前にディナーにやって来る。
イナリヤトの店舗の壁面のデザインをやってくれていて、それが遅れているらしい。
木曜の夜のディナーの予定だったが、飲みすぎると今日仕事にならないからと、岐阜に帰る日になったのだが、多少でも余裕をもって、妻は5時からスタートしようとしていたらしい。
それでも仕事が終わらないらしく、娘から6時に変更してくれとの連絡が入った、晩飯くらい忙しく食べなくてもいいのにと思うが、仕事をしていない人間の見解だからね。
娘の友達は若い頃から我が家に寄り付いてくれて、4、5人が定期的に来ていたが、皆さん年頃になって結婚したり、郷里の方で仕事を見つけたりで、顔を観る機会が減った。
この子は結婚してからも、割としょっちゅう来てくれる。

そんなわけで、今日は妻が朝から買い物に行ったり、ディナーのために色々と作っていて、昼は全く何も考えていなかった。
それなら軽く済ませようと思い、二番出汁があったので、分葱と三つ葉とお揚げでうどんを作り、茄子のオリーブ焼を食べた。
食後に「わらび餅」を食べたので、実はけっこうたんまり食べちゃった。

プレシネは一時は日本で凄く人気があったアラン・ドロンが初めて出た西部劇を観た。
コメディタッチの西部劇で、テキサスがアメリカの州になった頃の話で、コマンチとの戦いや黒い毒の水(石油)が噴出する場面があった。
1966年の「Texas Across The River」で、ディーン・マーチンと共演してたが、謳わなかったのが残念だったな。

長部日出雄の木下恵介の評伝を読んでいたら、宅急便がやって来て西村雄一郎「輝け!キネマ」ちくま文庫が届いた。
そういえば昨日オーダーしてあったんだが、すっかり忘れてた。
これにも木下恵介と高峰秀子の関りを俎上に載せた一章が入っている。
この本は、小津安二郎と原節子、溝口健二と田中絹代、黒澤明と三船敏郎といった関係の深かった監督と俳優がペアになって論考されているけど、いかにも知れ渡った関係を書くわけだから、よっぽど性根を入れて書かないと、なぁーんだこの程度かってことになる。
例えば、小津安二郎と原節子は興味があったので色々な人のものを読んで、どうも釈然としなかったけど、石井妙子の本を読んだら、これ1冊読めばいいじゃんと思ったくらい良く書けていて、それを凌駕するのって生易しい事じゃないと思う。
西村雄一郎という人を知らないけど、1951年生まれの映画評論家、ノンフィクションライターとのことです。

6時過ぎに御一行様がやって来て、ディエゴのカバを開けて労を労った。
写真でマーリ・モンターニャの壁画を見たが、中々良かったよ、マティスっぽいと娘がいってたが、ジジイが企画するとこういった図柄にはならない。
SNSにアップするというから興味のある人は見てください。
本鮪中トロ、鰹、カマスの刺身、鶏南蛮、生ハムとパプリカのマリネ、枝豆、鰹手捏ね鮨、茹で隠元、海老の芥子炒め等々、濁り酒、ディエゴの白、ティーチャーズ、梅酒などを飲み、友人は8時過ぎに帰って行った。
娘夫婦が駅まで見送りに行き、舞い戻って来て、お開きになったのが0時を過ぎていた。

というわけで、今朝は7時過ぎまで目が覚めず、じっくり眠ったにもかかわらず二日酔いで、具合が悪い。
木曜日に飲んでいたら金曜日は仕事にならなかったろうな。

イナリヤト食文研のワインとビールはこちらからご覧になれます


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1982年はグレートヴィンテージ

2021年06月25日 | Weblog
1982年はボルドーワインの当たり年でもあった。
その頃からワイン業界で影響力を持ちだしたロバート・パーカーが、この年を高くして100点満点のワインが多量に出た。
昔、僕の部下で、今は自分でワインショップを経営しているワイン狂が、82年の評価が出たころには、我社が所有していたブルゴーニュ北のシャトーに管理人として駐在していて、親からカネを借りて100点満点のワインを買い漁ってフランスに貯蔵した。
後年、ワインショップを開業する時に、それを日本に運び開業資金の一部に当てたから、ワイン狂だけでなく投資センスも優れていた。
素晴らしい舌を持ち、信頼できる性格故、そのワイン評価は的確で、ぼらないから大成功を納めないとしても堅実に事業をやっているだろう。

この年は、昨日のブログでも書いたように、人生で一番大切な女に巡り会って、一番楽しい時を過ごした。
年の終わりに、若さゆえに別れてしまったが、何時の日か再会した時に開けようと思って、パーカが100点を付けた、シャトー・ラフィット・ロートシルトと長熟として有名な、シャトー・ソシアンド・マレを購入して寝かせた。
もちろん1982年のアルマニャックも保管した。
だが、再会が適うなんて思っているのは男だけで、女はそういった経緯で別れた男には絶対に会わないものだ。
となると、ワインもアルマニャックも開栓されることなく持ち主がこの世を去り、事情を知らない子供たちが、こんなの飲めるのかと言いながら開栓するだろう。
僕が余り長生きするとワインは時間を愉しむだけの代物になっているだろう、でもアルマニャックは美味しく飲めるはずだ。
ワインもアルマニャックもほとんど飲むことが無いと想定されるのに持っているのは、未練もあるが、後悔を和らげるのに役立っているのかも知れない。
そもそもアルマニャックやコニャックは熟成の時間を味わうものだが、後悔も熟成されてまろやかになるのだろうか、もしそうなら日記が甘いふくよかな香りを漂わせているのは時間によるものなのか。

イナリヤト食文研のワインとビールはこちらからご覧になれます
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする