キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

雨のち曇り

2014年11月30日 | Weblog
土曜日の湘南は朝から雨だった。
お陰で午前中の散歩ができず、新鮮な野菜を買うことも出来なかった。
昼はありきたりの野菜、シメジとベーコンでスバゲティーを食べ、食後にアールグレイでクッキーを食べた。

一時半に雨が止み日が差してきたので、平塚まで東海道線で出掛けた。
BOで、佐藤優「人に強くなる極意」青春新書 2013年10月第1刷 2014年3月第18刷を買う。
半年で18刷だからベストセラーだ、今でも書店で平積みにされているのでロングセラーでもある。
佐藤優も後書きに書いているが、青春新書といったら森一郎の試験に出る英単語だ、
当時とは紙質が異なり質感が違うが、懐かしい新書だ。

美濃部美津子「三人噺」扶桑社 2002年、これは文庫本で持っているが、字が大きいので母の読書用に購入した。
ちなみに美濃部家が輩出した三人の落語家で私の好みは金原亭馬正だ。
なんとも色っぽい。
その色っぽさは、娘の池波志乃に受け継がれた。

麻井宇介「比較ワイン文化考」中公新書 1981年初版 1993年9版、これは私のワインの先生の本で基本図書の一つ、当然持っていて何度も読んでいる名著。
初版が1981年とは、横浜に勤め出してワインにかかわった年、因縁の深さを感じる。
古い本だがワインの本質について理解するには未だに最良の本の一つだ。
教え子にあげたいなと購入した。

オネエサンのところで、餡パン、チーズパン、ベーコンパンを買う。
相変わらず元気で、嬉しいね。

夜、ニッカのブラックのソーダ割りを飲む。
落花生、らっきょう、ホウレン草炒め、大根と鶏の煮込み、鯖の味噌煮、グリエール、リッツを肴に4杯飲んだ後、綺麗の純米吟醸に変えた。
うとうとしながらテレビを観ていたが、坂崎重盛が先導して巣鴨を呑み歩く番組を観た。
このかた千葉大学園芸学部造園課出身で文筆家であり、嵐山光三郎と仲が好い。
初めて観たが想像と大いに異なった。
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父のかたみ

2014年11月29日 | Weblog
昨日は呑まずに帰ったが、生憎電車が快速では平塚で降りる.
次も平塚止まりで時間潰しにさくら書店を覗く、橋爪大三郎「面白くて眠れなくなる社会学」PHPを手に取る。
奥付けを見ると2014年12月4日第一版第一刷発行とあり、この日は親父の誕生日だなと思い、去年亡くなった10月6日の発行の本を探したが見つからなかったことを思い出す。

二宮駅に降り立ち、父の誕生日に若い頃愛飲していた宮崎本店の「宮の雪」を供えてやろうと石田屋に寄った。
四合瓶の純米を買って代金を払おうとしたら、父が平成20年8月13日にビール券を持ち込んでいて、その後何度か酒類を買っていたが残高が千二百なんぼかあり、三十円ほど足して買えてしまった。
律儀にその伝票をとっておいた石田さんの娘のみどりちゃんにもに驚いたが、そんなことをしていた父の足跡に触れジンと来た。

その伝票を貰ってきて、母に見せたが同じ気持ちだったろう。
言葉を発せずしわくちゃな伝票を眺めていた。

酒と本を仏前に供えた。
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古酒の会

2014年11月28日 | Weblog
神楽坂へ誘われて人を紹介された。
その方は銀座金春通りで1990年代後半から2007年までバーをやっていて、粋な飲み手が少なくなったのを潮に、奥さんと娘さんたちが中心となって神楽坂に気軽に呑める店を出した。
親父が持っていた1970年代に瓶詰めされたウイスキー、ジン、ウォッカ,ラム、リキュールが大量にあり、味わいと価値が分かる人を募って月に一回古酒を楽しむ会を開催し、その時に店にやってくるようだ。

ウイスキーの12年もの2種、チンザノ・ロッソとブラン、ジン、コーン・ウイスキーのプラット・ヴァレーを飲んだ。プラット・ヴァレーの銘柄を覚えているのは、昔輸入していたことがあるからで、このボトルのバックラベルの輸入者はトーメンであった。
ウイスキーは黒砂糖のような風味があり、角が取れて柔らかく甘く感じた。
チンザノ・ロッソは澱がすごくあり、クリーミーで熟成した風味が魅力的であった。
ブランのほうが印象が弱かった。ジンはアニスだと思って飲んでいたくらい、強い風味がでていた。
コーンウイスキーはウイスキーほど柔らかくなっておらず、コーンの尖がった部分の残滓が感じられた。

坪内祐三「続酒中日記」を読んでいる。
やはり前著と同じように、やはりロックフィッシュへ足繁く通っている。
銀座界隈では他に茉莉花へよく行っているようだ。
その後はタクシーで新宿へ出て猫目に行くことが多い。
また、今回感じたのは中華料理屋で紹興酒を飲んでいることが多い。


人間というものは馴染みのところへ行きやすい、そしてそこに知人がいるとより行くようになるものだと思う。
わが身を省みて人の行動パターンというものは同じだと分かる。

昼、井桁で握りを喰ってから伊勢佐木町を歩く、通風の右かかとが痛む。
BOで、内田樹「街場のメディア論」光文社新書 2010年、佐藤優「創価学会と平和主義」朝日新書 2014年、四方田犬彦「ハイスクール1968」新潮社 2004年を購入す。
他に単行本でほしいのが幾つかあったが、月曜日は半額なのでそれまで待つことにする。



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日記

2014年11月27日 | Weblog
横浜は火曜日も雨だった。初冬の雨は冷たい。
小春日和が続いた後だけにやけに寂しくも感じる。

暖かいものを食べようと裏中華の清香楼へ行き、麻婆豆腐を頼んだ。
スープにも豆腐が入っており、若布に玉子をちらしてあって身体が温まった。
麻婆豆腐は豆腐以外にあまり具が入っておらず、さみしい内容であったが、榨菜と杏仁豆腐が付いて650円でやっているのだから文句も言えまい。
スープをお代わりした。

雨の野毛から福富町を通って伊勢佐木町へ抜けたが、福富町にマンションが建ち、ワインバーが出来ていた。
街は刻々と姿を変える。
気が付いた時に写真でも撮っておかないと、以前の街の風景はあっという間に忘却の彼方へと消え去り、思い出すことも難しくなる。

有隣堂で坪内祐三「続酒中日記」講談社を購入する。
少し前に出た本だが、買おうと思っているうちに時間が過ぎてしまった。
日記の面白さを教えてくれたのは、山田風太郎だが、武田百合子も面白かった。
山田風太郎はタバコを買ったことが、武田百合子は食材の購入価格と食事内容が何時も書かれていて、その繰り返しが面白かった。
山田風太郎は戦時中如何にタバコを得るかに腐心し、そのことが生きる中心課題であったから人の心を打つんだな。
武田百合子は、泰淳からは何を食べたかだけでも書いて置けよと云われ始めた日記である。
坪内祐三は前著で、何処へのみに行ったかを克明に書いていた。
銀座のロックフィッシュへかなり通っていたような気がする。

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海女

2014年11月26日 | Weblog
朝から曇り空で、時々ぽつぽつと雨粒が落ちていた。
三連休が小春日和で本当に良かったなと思う。
紅葉を満喫した。

前日の夜、刺身を喰ったので、鮨はどうかなと思ったが、やはり「駒」でちらしを喰った。
来月4日の宴会の打ち合わせも少ししたが、酒の値段が気になっていたが、焼酎をボトルで頼めば10,000円会費でやれそうなのでほっとした。

馬車道から関内ホールの脇を通り、駅前通に抜けて関内駅ビルまで歩き、芳林堂を覗いた。
ほかに行くところが無いから行くのであるが、しょっちゅう通っていると見えてくるものもあり、なんて書くと相当に通ぶっているが、実際のところ大したことは見えてこない。
芳賀日出男「日本の民俗 暮らしと生業」角川文庫、村松友視「私、丼ものの味方です」河出文庫、後藤正治「清冽 詩人茨木のり子の肖像」中公文庫の三冊を買う。

芳賀日出男の写真集で海女の写真に心惹かれた。
麻製の錘の付いたロープのような「はちこ」でTバック風に性器を隠しているだけで、大の字に立ち、ゴーグルで顔は見えないのだが張り詰めた乳房が素晴らしい。

現在生きていれば70歳くらいのはずで、素晴らしく元気の良かった女の子がどんな風に年老いているのか見てみたい。

村松友視の本は、あるいは違う題名で持っているのかもしれないが、また新たにんでみる良い契機だ。
一昨日新聞の広告欄で「1964年のジャイアント馬場」を見たが、村松友視は親日派だったな。

後藤正治は良く知らないが、茨木のり子は良く知っている。
とはいっても生い立ちから死ぬまでのことを問われると知らない。
きっとそこのところが書かれているのだろう。

夜、取引先と会い利休庵で浅酌す。
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お知らせ

2014年11月25日 | Weblog
ご友人の皆様

本日慌てて家を出たため、会社用、個人用の携帯電話を忘れてきてしまいました。
御用の方は会社のほうへご連絡ください。
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連休最終日

2014年11月25日 | Weblog
天気予報通り、連休最終日も小春日和になった。
午前中下の息子とわくわくまで散歩をした。
前日より上流で川蝉を観る。
セキレイ、鴨が川に、鵐、百舌鳥が柿の木にいた。

例年見事な黄金色を堪能させてくれる、銀杏の大木が90%紅葉していた。
暫し見とれる。

午後は庭木の剪定をした。梅、椎、椿、柘、大紫など、二時間ほど切ったら薄暗くなったのでやめて風呂に入った。


三連休だが、何処か遠くへ行く気にはならない。
仕事で国内外へ出掛けるので休日くらい郷里でもある自宅でのんびりしたい。
裏山や吾妻山へ登って紅葉を眺め、くっきりしてきた富士を眺めるのもよし、二宮海岸から初冬の相模灘を眺め、東の三浦岬、房総半島、西の真鶴岬、伊豆半島の山々を眺めるのも楽しみである。
夏の海も良いが初冬の相模湾の風情も身に染みる懐かしさだ。

晩にはヒラスズキ、鮪、ホタテの刺身で桃川純米吟醸を呑む。
菊菜、菜花のお浸し、塩の薄味のモツ煮、焼売、ヒラスズキのあら煮、カリフラワー、トマト、南京豆も肴にする。

ニッカウヰスキーソーダを持ってテレビを観る。
伊藤重信と小幡績が出ている番組がアベノミクスの評価をしているのが面白く杯がすすみ、ゴルバチョフが語る伝説のディナーがさらに面白く杯を重ねてしまった。
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煮込みうどん

2014年11月24日 | Weblog
午前中、大磯方面へ下の息子と散歩をして、ヤオマサで味噌煮込みうどんの材料の鶏肉、あげ、蒲鉾を買った。
昼は山本屋の半生饂飩で味噌煮込みを作ったが、店で食べる80%位を再現したのではないか。

午後、茅ヶ崎へ行き、AEON、ヨーカ堂のボージョレヌーボーの売れ行きを見る。昨日の西友、午前中のヤオマサと4軒を見たが、全体に盛り上がりにかけていた。
ついでにAEONで靴を買う。

もちろんBOに寄り、福田和也「宰相の条件」祥伝社黄金文庫平成18年、太田和彦「黄金座の物語」小学館2001年を買う。

夜、自家製ポン酢でヒラスズキの薄作りを食べる。
酒は西条の綺麗純米吟醸、あらを煮たのにも良くあった。
南京豆とグリエールで更に呑む。
居間に移ってアルザスのマールを舐めながらテレヴィを観る。

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翡翠・菜の花・平鱸

2014年11月23日 | Weblog
昨日の午後、下の息子とわくわくまで散歩をした。
葛川で魚を眺めていたら、下流からカワセミが翔んできて川原にとまった。
久し振りに観たが、鮮やかな色が綺麗だった。
この鳥は一年中同じ場所にいるのだろうか。

わくわくは午後になると野菜があまり無い、それでも菜花、菊菜、蕪、獅子唐、佛花、豆大福を買った。
蕪は根を糠漬けに葉を塩漬けにした。

帰り道の花壇では早くも菜の花が咲いていた。
年が明けると吾妻山で菜の花祭りがあるが、この品種は短日で花芽分化するか、日長に感応しないのだろう。

夜は、上の息子が朝釣ったヒラスズキの刺身をカボスと醤油で食べたが、昼に食べた時より美味かった。
白身の魚は少し熟成させたほうが旨味を増す。
牡蠣と烏賊のフライをシャルドネで味わい、仕舞いにトーストに苺ジャムを塗って食べた。

若大将シリーズを観たが、毎回恋の鞘当てと試合にギリギリなにかが間に合うパターンで、シリーズものは偉大なるマンネリズムに耐えなければ成り立たない。
これを48回やれた寅さんはやはり凄い。
若大将シリーズは何時もマドンナが星由里子なのが酷しい。

今朝も朝から晴れて小春日和になるだろう。
上の息子がヒラスズキ60cm3kgを釣ってきた。
いよいよ湘南サーフシーバスの最盛期だな。
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富士三景

2014年11月22日 | Weblog
名古屋で二ヶ所販促を行い夕方浜松に入ってBNパーティを行った。
町外れのスナックが会場であったのだが、馴染みの人達が20名程集まり良いパーティになった。
28リットルの新樽からのボージョレ・ヌーボーは実に美味い。
マルシャンのブルゴーニュシャルドネ、ムルソー、サヴィニーレ・ボーヌ、ピノ・ノワール、オート・コート・ド・ニュイ、ニュイ・サンジョルジュ、ジュブレ・シャンベルタン、サヴィニーレ・ボーヌ等が試飲でき買い求めることが出来たので、皆さん好みのワインを買っていた。
ムルソー2010、マランジュ2009、シャンボル・ミジュニー2006が飲み頃になっていて美味かった。

今朝の浜松は快晴で小春日和となり、天竜川河口の新幹線の車窓から眺めた富士がこじんまりと霞んでいた。
ここから眺める富士は初めてであった。

大井川河口まで来ると、富士の姿もはっきりとして少し大きくなる。

富士川からの眺めは見事と云うしかなかった。
この富士を毎日観ているここいらの人の心は、それだけで雄大になるだろう。

子供の頃、家の門被りの椎に登って富士を眺めたものだが、雄大な気持ちが身に付かなかったのはどうしたことだろう。

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