生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?:幸福な日々の為の自問自答

2018年06月13日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
劣等感を解消する目のつけどころ、のお話です。人間の精神現象を研究している世界の病理学者は本当に偉いなあ、と感心します。学派は違いますが、しこしこと色々の事例を研究し、何とか人々を元気にしようと努力しています。頭が下がります。劣等感が病的になりますと、勤勉に働く意欲が激減し、何か技能を磨こうとする意思力も生まれてこないのが特徴です。自分は駄目、何をやらせても駄目、という事例の場合、案外効果が出る方法は、劣等感を意識せず、小さな技能を身につける努力が案外、簡単にその生育史上の劣等感を忘れさせます。例えば私の勉強会には沢山の劣等感で苦しんだ講座生徒がいますが、生き甲斐の心理学、の原理を勉強していく内に、自分の友達、知人、子供、親の劣等感を知り、それへの対応を勉強していく内に、人々に感謝され、自分の小さな勉強から周囲の人々がいきいきとする姿に触れて、なんだ、なんと愚かな劣等感で苦しんだのだろうと悟りを得て、元気に逞しく生きだした講座生徒は実に沢山います。何も博士号を取らなくても、身近な友人への支援活動だけでこの悪質な劣等感は克服出来るのです。技能と勤勉性と劣等感の関連性について知るだけで人の劣等感は克服出来ます。この3つの概念(技能、勤勉性、劣等感の3つ)は生育史の上で微妙に深く関連しているのです。もし、自分の劣等感が気になる場合、この3つの繋がりの関係性を知れば、自分流儀の解決方法も見つけられます。何が病的な劣等感かを正確に分析する方法はプロセススケールと言う手法もありますが、ここでは人生に大きな生きる希望を感じていれば、自分の劣等感は病的ではないと自己診断しておいて間違いありません。生き甲斐があり、自己否定的でなければ、病的な劣等感は無いと判断して間違いないでしょう。







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