goo blog サービス終了のお知らせ 

生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

今、自分は天国に居る!

2011年03月23日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
昔から思索の手法として有名な修行方法の一つに<今、自分は天国にいる>という瞑想法があります。ギリシャの或哲学者はあえて砂漠に出かけて岩の上に座り、サソリがうろうろしているにも関わらずこの瞑想法を楽しんだ話があります。サソリは足から這い上がり頭を乗り越ええまた何処かにいつてしまったそうです。今、自分は天国に居る、という瞑想法を一度挑戦してみませんか?その結果、どんな想いが去来したか、その想いをノートに書いていくのです。全てを正直にノートに書いていく、その数日後、そのノートを再読する、また気が向いたら、同じテーマで座禅をする、そしてその想いをノートに書いていくのです。この記録そのものが重要で、疑問、喜び、悟り、嘲笑、卑下、不安、感謝、色々の雑念が実に面白いです。:<今日一日の意味:379-5>:

いつもクリックして下さり有難うございます。感謝いたします。
人気blogランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日一日がわが人生

2011年03月22日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
<昨日はもう過去のこと、明日はどうなうか分からない>と言う言葉は何となく投げやりのような感じを与えますが、この今日一日が我が人生そのもの、と考えて生きていくと夜、寝るときは心から満足し感謝し熟睡出来るようです。無駄な時間も必要ですが今日という一日はまさにダイヤモンドのような貴重な時間です。そうかといつてばたばたしているのも見苦しいのですが静かな心と有り様ではあるけれどもいつも感謝しつつ時間を使っています。本棚を仰ぎみれば自分を豊かにしてくれた名作の数々がいつも微笑みながら私を見ていますし外を見れば雑木林の木々が四季折々の表情で私を見てくれています、こんな感じなのですが、心臓と呼吸の意識もあり、生きている自分に感謝しつつ仕事をしたり読書をしたりしている自分の人生に感謝しています。<今日一日の意味:379-4>:

いつもクリックして下さり有難うございます。感謝いたします。
人気blogランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

心を鬼にして!

2011年03月21日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
周囲に不幸な現象を見ている時、人は自分の幸せを追求するエネルギーを抑制するようですが、この抑制にも健全な抑制と不健全な抑制があることを認識しておきましょう。<愛の誤解>と言う領域の問題ですが、自分の問題なのか、他人の問題なのかをきちんと区別しておく必要があります。他人の問題なのにノイローゼになる人々が沢山いますが、御邪魔虫にならない為にも、他人に迷惑をかけない為にも、他人の問題で自分がノイローゼになるような弱い人間であつてはならないのです。心を鬼にして自分の問題なのか、他人の問題なのか、自分の理想の問題なのか、現実の解釈の問題なのかをキチンと区別する生き方が幸福の基本のようです。:<今日一日の意味:379-3>:

いつもクリックして下さり有難うございます。感謝いたします。
人気blogランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日こそ!

2011年03月20日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
<考えてみると今日は何をしようか、する事がないなあ>という状態が一番不幸なようです。貴重な人生を無駄にしています。案外、この悩みは世界中の大問題なのです。一度しかない人生、目が覚めたら、あれもしたい、これもしたい、と言うのが普通の健康人の感覚ですが、今日一日で何を思索し、行動するかが人生の有り様を左右します。<自分は何の為に生きているのか>を思索しても、分からない、という人の為に、古来から賢人たちのアドヴァイスがあります。その場合どう自分を取り扱ったらいいのでしょうか?その答えは<私は誰?>という課題だ、と言われています。私は誰だろう?という自問自答が一番の早道だ、というわけです。その答えをつかむ時間は人により違うようですが、結論は<私は私でいい>という結論だそうです。ここで問題になるのが劣等感と敗北感、更にはこんな自分が許せない、という自己否定の考え方ですが、欠陥だらけの自分を<私は私>と居直って欠陥だらけの自分を自己肯定するには哲学が必要です。一生をかけて<私は私でいい>と自己肯定する哲学形成が自分の人生の目的だ、と悟るのです。<今日一日の意味:379-2>:

いつもクリックして下さり有難うございます。感謝いたします。
人気blogランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

過去の成育史、明日の未来も重要ですが、今日を生きよう!

2011年03月19日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
病気の時、災害の渦中にある時、海外での暴動に巻き込まれた時、私は何とか生き抜いてきました。他の人々も必死で生き抜いています。今回の東北関東大震災のテレビでの映像は恐怖そのものでしたが、あの厳しい状況を乗り越えておられる人々の幸せを心から祈ります。出来るだけの事をしつつも祈りの重要性を感じます。さて生き甲斐の心理学では過去の成育史を一番重要な教材としています。この成育史が嫌いで自己嫌悪に陥っていると将来のチャンスをも喪失していく心理過程を分析していきますが、一番恐ろしいのが<今日という一日に起きてくる森羅万象の解釈>が過去の成育史を嫌悪している事で、益々暗い絶望的な解釈をする傾向のある人がいることです。今日、という一日を考える時、その今日をどう解釈していくかを思索します。<今日一日の意味:379-1>:

いつもクリックして下さり有難うございます。感謝いたします。
人気blogランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私は今、永遠に生きている!

2011年03月18日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
生き甲斐の心理学の勉強会で、時々、こんなテーマで楽しみながら思索し議論します。<今、自分は既に永遠の生命に生きいる>と言う言葉に触れた場合、どんな思考、感情が湧いてきますか?というテーマです。一度挑戦してみて下さい。この挑戦は古代ギリシャからプラトンやソクラテスも思索していますし、もつと遠いギルガメッシュの叙事詩にも思索されています。現代でも一流の哲学者が楽しんでいるテーマです。この考え方を真面目にすると、そこで必ず意識化されてくるのが自分の死の問題です。まさにメメントモリの世界が始まり、そこには大きな喜びが生まれます。キザでもなんでもありません、このメメントモリを経ずして知恵が生まれてきません。メメントモリとは明るく自然に自分の死を意識して楽しく充実して生き抜いていくことです。不安感は3つあります。過去への不安感、現在の不安感、将来への不安感です。この3つの不安感を意識化していないと人の心は整合性を失い神経症的になります。成育史という過去の問題にいまだ自分は振り回されているのか、現在の問題を避けているから、いつまでも不安定なのか、あるいは将来の問題を気にしすぎているせいなのか、この3分類は精神安定に重要な指標です。<過去、現在、未来:378-5>:

いつもクリックして下さり有難うございます。感謝いたします。
人気blogランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

形式美

2011年03月17日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
お茶にしてもお能にしてもカトリツクのミサ祭典にしても形式があり、その形式の中に含蓄があり、深い美しさがあり、原型の背景にある深い思想があります。柔道にしても合気道にしても基本形をマスターしないと実力が付きません。水泳でも美しい形の選手はスピートがあります。ユングの原型論もそうです。苦しい臨床事例の研究から原型論が生まれました。数千年、数百年の歴史を持つ宗教にしても人の心をとらえる形式美を持つています。形式美を深く味わいながら、その意味を考えると人は素朴に美しくなり健康になります。<過去、現在、未来:378-4>:

いつもクリックして下さり有難うございます。感謝いたします。
人気blogランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

甘えの構造

2011年03月16日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
私たち祖先がアフリカを出てどんな経路と歴史を経てここ日本にたどり着いたか、そして今日の私が生まれてきたか実に壮大な物語が背景にあります。山を越え、海を渡り、そしてこの島国にたどり着き今日まで生き抜いてきた私の母達(ミトコンドリア)を想うと涙が流れてきます。その苦労を想うと少しばかりの困難は気になりません。過去の遺伝子、そして私たちの遺伝子が未来に流れていきますから、逞しい遺伝子を残してあげましょう。想像もつかない事件が次から次へと生起する現代社会、大地震、大津波、何とか逞しく生き抜いてきた祖父母たち、その生命力は非常に大きなものだ、と思います。そんな中で農業社会であった大和人、知人縁者で互いに助け合いながら生きてきた日本人には確かに欧米人と違う甘えの構造があります。インターネット社会になり海外の想像を絶するドライな考え方に驚きながらも未だ日本人が持つ甘えの構造につて思索してみましょう。何処までが健全な甘えなのか、どこからが異常な甘えなのか、この個性の美でもある日本人の甘えの構造を上手に活用しながら生きていきたいものです。<過去、現在、未来:378-3>:

いつもクリックして下さり有難うございます。感謝いたします。
人気blogランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

持統天皇

2011年03月15日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
奈良時代に自分が生きねばならぬ、としたら、どう生き抜いていっただろうか?立場により相当、その生き甲斐も違ってきたとは思いますが、持統天皇の生き方は逞しいです。特に持統天皇を深い愛情をもつて書きあげた<持統天皇:直木孝次郎著:吉川弘文館>を読むと持統天皇のストレス曲線、幸福曲線が理解できますし、彼女のこの複雑な心の領域について、十分書くことが出来ます。この二つの曲線が分かるとプロセススケールからも他者分析可能となります。彼女が何を生き甲斐としたか、自分は何の為に生まれてきたか、自分を大事にしているか、という自己実現への道もこの直木先生の愛情豊かな筆運びを見ると、われら研究生は十分、ケースレポートを書く為の十分な情報を持つ事も出来ますし、更には大きな研究の喜びを知るでしょう。<過去、現在、未来:378-2>:

いつもクリックして下さり有難うございます。感謝いたします。
人気blogランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奈良時代、平安時代を楽しむ

2011年03月14日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
生き甲斐の心理学で時々問題になるのが日本人のアイデンティティーの統合、と言う問題です。生き甲斐の心理学は欧米で発達した学問なので、それぞれの世界各地で普及していくのは有難いとは思いますが、そこで、どうしても配慮しなければならないのが、それぞれの民族、人種が持つ個性、と傾向の問題です。どんな問題かといいますと、欧米では病理であつても、その文化では病理ではない事例が沢山あります。日本の場合は6つあります。汚れと禊、もののあわれ、わびさび、甘えの構造、恥の文化、幽玄美の6つです。この6つの特徴は奈良時代、平安時代に形成されていますので心理療法を勉強する日本人はこの6つの領域をキチンと理解していく必要があるのです。私たちの研究所では現代の精神病患者のケースレポート、論文はやめて、持統天皇のケースレポートを本免許の時には書かないと合格出来ません。その理由は日本人のアイデンティティーをしつかりと勉強しておいていただく為です。これを病理として扱うと日本人の個性の美が喪失されていきますし、完全に病理でないとしてしまうと、また、大きな問題を生んでいきます。それぞれの人種、民族の持つ個性の美と現代心理学の境界線について思索していきます。<過去、現在、未来:378-1>:

いつもクリックして下さり有難うございます。感謝いたします。
人気blogランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自分流のやり方が重要!

2011年03月13日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
現実の生活に適応出来なくなり、不安感を処理できないと、人はストレス曲線(不安感、怒り、身体症状、鬱、錯乱の5つの状態)を走りだします。この心の流れ<体験過程>を健全な人は理解しつつ生き抜いていきますが、少々、心が疲れ、生き甲斐を感じられず何の為に生きているか意識化出来ないと、人は自分を粗末にする傾向があるようです。この心の流れを少々、専門的に理解出来るようになると厳しい現実を乗り越えるノウハウをそれなりに体得していくものです。現実処理のノウハウは人により違いますので自分流を確立する必要があります。<病識とは何か:377-5>:

いつもクリックして下さり有難うございます。感謝いたします。
人気blogランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

楽しいこと、嬉しい事の他に感謝や満足を思索する!

2011年03月12日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
生き甲斐の心理学を勉強していくと病識があるか、ないかが大きな人生問題である事が分かります。
難しい本を読む前に、日常生活での欲求不満を冷静に意識する必要があります。どこからどこまでが健全な不満なのかをきちんと勉強していかないと、その識別は素人には困難です。そこで自分が今、不安感を感じているかどうか、その不安感は理想と現実のギャップから生まれているので、ギャップとはこの場合、何なのかを意識化していくと、答えが見えてきます。せいぜい30分程度考えたら、あとはその問題から離れ、これからの日々で何を楽しもうか、何が本当の喜びなのかを意識化してみましょう。更には感謝すべきこと、満足すべき事を意識して探してみましょう。そうすると健全な病識と不健全な病識が分かります。<病識とは何か:377-4>:

いつもクリックして下さり有難うございます。感謝いたします。
人気blogランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<個性の美>を<病理>と勘違いする人が多い!

2011年03月11日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
<生き甲斐の心理学>を勉強していくと自分以外の人が全部、変人に見えてきますが、その内に、それは<変人>ではなく神様が与えた<個性の美>だと気付きだします。親がこの原理を知らないと子供にとんでもない無理強いをしていきます。トンビはタカを生みません。しかし天才の才能は環境いかんで発揮されるとも言われています。遺伝子は簡単に識別できませんので自由に才能がのばされる環境と出会えた子供は幸せです。職場も同じでこの原理を知っていると、その職場は幸せです。病理と診断された事例でも実は病理ではなく個性の美の場合が、余りにも多すぎます。個性の美と病理がこの世の中ではしばしば混濁されていますので自分が変人だ、と思う前に、個性の美とは何か、楽しみながら思索して欲しいものです。<病識とは何か:377-3>:

いつもクリックして下さり有難うございます。感謝いたします。
人気blogランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

勉強仲間が居ると恐れずに自分を分析出来るようになる!

2011年03月10日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
<生き甲斐の心理学>の勉強仲間がどうしてこのように仲がいいのか、仲が良いばかりでなく、大事な問題を恐れずに正面から語り合う場面が増えてきました。この数年、色々と観察してきましたが、私を補佐して下さるk氏の影響が非常に大きい事、更には勉強の先輩が後輩に対して先輩ぶるわけでもなく、自然の友人としてお付き合いしておられるからだ、と認識を新たにしています。有難い事です。それと同じようテキストの勉強ばかりでなく勉強仲間を生涯の親友として心の相談をしつつ勉学を進めている人がどんどん成長し実力を身につけ自分と世の為に働きだしているようです。同志の存在は大きいとしみじみ思います。生き甲斐の心理学で一番重視されるのが(1)自分は何の為に生きているのか(2)生き甲斐は何か(3)自分は自分の魂、成育史、身体を大事にしているか、の3点ですが、この自分を大事にするという意味に気付きだすと哲学史、思想史、人類の歴史を勉強しだします。そうすると自己分析が大きな視点で出来るようになり小さな事に固執する事なく自分の不安感や欠けていた所を冷静に観察しだすようです。<病識とは何か:377-2>:

いつもクリックして下さり有難うございます。感謝いたします。
人気blogランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<不安感>は<平安感>への入り口

2011年03月09日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
心理療法の世界では<病識>という考え方を大事にしています。例えば、今、自分は<病的な不安感>を感じている、、という意識があれば、その回復は早い、と判断していますが、不安感は一つもない、と言い張る患者さんには警戒します。しばしば勉強会で、自分は今まで神様に全てをお任せして生きてきたので不安感の経験が無い、という人に遭遇した経験がありますが、段々とこの勉強をして色々の理論を勉強すると、あ、あれが人間の持つ不安感というものだ、と意識化します。そして自分は子供の頃から不安感を意識化しないでイライラした感情生活をして生きてきた事に気付きます。不安感は幸せになる為の重要な指標である事に気付くには相当、勉強していく必要があります。不安感と平安感は同質のもの、つまり不安感が解消すると平安感になり、平安感が消失すると不安感となる人間の心の仕組みを理解しだします。さらに勉強をしていくと<人間の本質が不安>だという真理を悟ります。日常生活でもし幸福感が生じたらそれは恩寵であり感謝すべきものだ、と思うと感情生活が益々心落ち着いてきて平和の心境になりだします。:<病識とは何か:377-1>:



いつもクリックして下さり有難うございます。感謝いたします。
人気blogランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする