五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

不安感と罪悪感の関係

2014年06月19日 | 第2章 五感と体感
先日の勉強会では、最後の晩餐の絵画を眺め、12使徒の情報をおさらいし、そこから贖罪の思想を思索しました。
理想と現実のギャップが不安感を生むという不安の法則に寄り添うように、贖罪に繋がる罪悪感が深く関わっています。

一人の人間の生育過程に育まれ身体に馴染んできた慣習や親の言葉によるもの、育てられ方の傾向、そして自分を育んできた場所の環境、社会的な環境、つまり時代性が自分の考え方を構築していくのです。それらが沁み込んだ自分の身体と心から感情が湧き出してきます。
でも、人には必ず「よき方向に向かう」という習性が備わっており、それは宇宙の始まりから今日までの法則に似ているのではないか、というようなブレーントーミングで、とても頭の整理ができた勉強会となりました。

心理学という学問は、キリスト教という文化の中から生まれてきました。
産業が発展しだすと、人の持つ自由意思が教義で縛られていることに不安感を表出するようになり、それが学問を進めていく原動力にもなった心理学者の存在は、とても大きなものだと思いますし、自分のアイデンティティから比較考察し、「人そのもの」に焦点をあて、人の傾向を理論化してきたことが、今の私を安心立命に至らせていることは確かのようです。

キリスト教では贖罪。
仏教では悔過(ケカ)。

仏教にしてもキリスト教にしても「悔い改める」ことにより、人から自ずから湧き出す罪悪感を毎年決まった期間に清浄することで、新しく生まれ変わることで自分の身体と心を整えてます。

自分自身の不安感に潜む罪悪感との関係は、どんなものか。

この関係性に腑に落ちると、ちょっと勉強が進んできた気分になり、ますます学びの大切さを感じるわけです。

一つの事を学び続けていると、更に見えてくるものが必ずありそうです。

学問は面白いです。

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