五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

昭和初期の百科事典

2013年10月02日 | 第2章 五感と体感
昨日は腰越の勉強会でした。会場としてお借りしている某お宅は、私にとってのお宝の山。主(あるじ)と会話を交わしていると、その話題に関しての資料や纏わる物などが出てくるのです。

何と言っても昨日のメインは押し入れの中に収まっている昭和3年発行の写真で編集された博物百科事典を拝見したことです。

たまたまそのお宅にある広隆寺の弥勒菩薩のレプリカを巡り、このレプリカと本物がどう違うのか話題になったことで、その百科事典を開いたことが事の始まりです。

ありましたありました。弥勒菩薩。。。
その百科事典に大きく写真が載っていました。

京都の太秦にある広隆寺は秦河勝がスポンサーであり、聖徳太子とも所縁の深い人と云われており、観光客は弥勒菩薩の美しさを堪能した後、必ず聖徳太子と秦河勝の御像を拝んでいるはずです。

昭和3年発行であるがゆえ、勿論その時期以前の写真が掲載されているわけです。
エジプトのピラミッドも整備されておらず、スフィンクスも半分砂丘に埋まった状態で写っています。

法隆寺の境内や仏像も多く掲載されており、歴史を学ぶ貴重な史料であることは確かなようです。

あまり物を持ちたくないから、使わないものは捨て去りたいと思うここのところの心境は変わりませんが、歴史の遺物は学びの扉を開き、興味津々の妄想がまたもや広がってきました。

きっと来月も押し入れの博物百科事典を見入る予感がしています。

捨てるもの捨てないものを吟味しているうちに物が山積みになる我が家とは比較にならないほど大きなお宅なので、昔のものを保管するお役目をこの邸宅に委ねたいとしみじみ思いました。


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