五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

口を噤むことの効用

2013年10月22日 | 第1章 意識と知覚
自分のストレスから表出する言葉や、
第三者が言っていることを自らの概念を通して口に出す言葉は、聞いている相手をストレスに追い込んでいきます。
言葉のリレーは、互いの解釈が加わるのでとても恐ろしいことです。

カウンセリングの勉強会で出る話題は必ず守秘を守っていただくようお願いしています。
これはどこの勉強会でも常識となっているはずです。
これは個人の人権を守るためのルールです。
ついつい家族や親しい人に話してしまうことで、思わぬ方向に展開してしまう事もあるので、とても大切なルールの一つとなっています。

「口を噤む」ということも、勉強が深まれば深まるほど「噤む」という抑制する力が訓練されていきます。

そのためには、自分のストレスの傾向を知り、自分の生育史によって育まれた概念を自分自身が知っておく必要があります。

誰しも「知らないうちに人を傷つけて」いたり「自分が傷ついた」と解釈する経験も幾度か経験しているはずです。

自分の傾向を知っておくといずれのことも回避できる力が身についていくはずです。

自分がついつい口に出して話している話題の傾向を吟味してみると、何らかのパターンが見えてきます。
そのパターンに隠れている自分の不安感に気付くことで、自分の傾向ももれなく見えてくるかもしれませんし、薄皮を剥がすように何かに気付いてくるかもしれません。

言葉は言霊です。ルン(魂)に乗って自らを表すものです。自戒を籠めつつ自らの言霊を大切にしたいものです。

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