五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

表現力を高める

2010年07月27日 | 第2章 五感と体感
昨日の某学校の勉強会に足を運んでくださった皆様、お疲れ様でした。
ストレスについてのテーマで展開しつつ、フォーカシングの技法を後半行いました。
ここでおさらいをしておきます。

「フォーカシング」
①自分自身、今現在、不安に感じていることはいくつあるのでしょう?

②いくつか数えたら、ひとつだけ選んでください。口に出す必要はありません。

③その一つ選んだ不安なことから生ずる感情は何でしょう?

④一つ選んだ不安なことの最悪のシュミレーション(イメージ)は何でしょう?

⑤一つ選んだ不安なことのハッピーエンド(最高)のシュミレーション(イメージ)は何でしょう?

⑥腑に落ちる統合、または解決。(妥協したり、折り合いをつけたり、納得する結論出したり、その内容によってひとそれぞれの解決)

これらのプロセスを、具体的な内容を言わずに自問自答していきます。

比喩的な表現を使ったり、小説や絵画、音楽などに置き換えたり、和歌や俳句を作るような、そんなイメージで表現していくことは、直接的な事例を語るよりもよりリアルな体感を掴むことができるようです。
傾聴していく側は、常に相手の感情に添うことが一番大事なので、「あなたと私」の表現による解釈が違っても、体感的に感情を理解していくことができるのです。

平素、似たような言葉しか使っていない生活をしていると感情表現は難しいはずです。
だから、自分の好きな音楽やドラマを比喩に使うと、自分らしい表現がでいると思います。
料理とか花とか、自分に身近なものから「自己の感情」と置き換えてみると、モヤモヤしていて言語化しにくい不安感が、焦点付けされていくようです。

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