五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

不安感を聴く

2010年07月15日 | 第2章 五感と体感
傾聴について10日間書きました。

「無防備・共感・受容・間・理解・熱意」について書いてきたわけですが、では、これらの条件を満たした「聴く側」はいったい何を一番傾聴していけばよいのでしょう?

何かに怒っていたり、身体症状にでていたり、自信喪失し落ち込んでいたり、意味不明の行動を起こしていたり、人は不安感を放置しておくといろいろなことでそれを表現していくようです。
表現していることが自分自身わかっていれば周囲も静かに見守ることができるのでしょうが、自分の不安感に留まり意識化できていないと、次第に周囲も巻き込まれていきます。

傾聴しようという思いが湧いてきたら、相手の不安感の感情は「どんな感情」なのかを洞察するよう心がけると良さそうです。

傾聴は相手の状態を共感し受容することから始まります。根気よく条件を満たした傾聴を続けていくと「なんらかの感情」が浮き彫りにされてきます。

なんらかの感情を否定も肯定もせず、傾聴していく時間は、たぶん二人にとって尊い大切な「時」となるはずです。




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