五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

親と子の関係

2010年07月28日 | 第2章 五感と体感
子供は家庭という世界がすべてであるかのように育ちます。

子供の物の考え方は、親との関係から成育されていきます。親から教えられることだけが子供の考え方を作り上げているわけではありません。むしろ、親との関係性において、その関係を子供なりに統合させていくことに、ある傾向が生まれていくように思います。

どんな虐待を受けようと、どんな言葉を掛けられて育てられようと、子供は親が愛の対象です。親は子供にとって太陽なのです。

その太陽が輝けば、まいた種はすくすくと育ちます。
輝きすぎて、いつもギラギラしていたら、せっかく出た芽は萎えてしまいます。
太陽が雲に隠れ、間接的にしか光を与えられなかったら、育つ植物もなんとなく元気がありません。嵐となれば、もっと痛めつけられます。

いつしか大人になって社会に出た時、自分の湧きだす感情の傾向で自分を痛めつけているとしたら、もう一度親子の関係を見つめ直してみるとよいかもしれません。

いつまでも親のせいでも困りものです。

親といっても自分ではありません。他者です。他者は変えられません。気付いた自分から
変えていくことを心がけたいものです。

親と離れて暮らしてみると、具体的に親子の関係における良さも悪さも見えてくるはずです。
同時に自分がどれだけ親の思考と感情と行動に支配されて育ってきたかもよく見えてくる反面、愛の原型(愛されてきた経験)も見えてきます。

自分の傾向を軌道修正できる機会を作るのも自分次第です。

逃れるように親から離れてみた時、私自身に掛けられた呪縛から解き放たれた経験を持っています。それは私の成育史上におけるナンバー3位以内にはいるくらいの「勇気」の一つです。

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