五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

神様の島③

2010年04月03日 | 第2章 五感と体感
沖縄のお墓の形は独特です。一つ一つのお墓が社となっていて、まるで家のようです。
20年前に訪れた時は、同じ形式でもコンクリートで建造されたものが多かったように記憶していますが、今回は整備された墓地に大理石や綺麗に白く塗られたなお墓が並んでいる様を目の当たりにし、本土復帰の歴史の流れをそこから感じ取りました。

世界遺産になっている琉球王国の城跡も整備が進んでおり、見ごたえのあるものでした。
今回は今帰仁(なきじん)城跡を訪ねましたが、城跡から望む風景は、草木が風で音を立て、下に望む海は空と一緒に、さまざまな色に変化していきます。

王国内での戦い、薩摩との戦い。そして第二次世界大戦。

美しい海に囲まれた神様の島は、国の境界としての悲しさも持ち合わせています。

アニミズムの神様の種類は大きく「遠くから来訪してくる神様・天から降りてくる神様」
に分かれるそうです。
南の島は、たいてい来訪型だと本で読んだことがあります。

城跡の主な場所には社があり、大きなガジュマルの木を中心に広場を持ち、そこでは祭儀が行われています。
崩れた城跡を修復することで、祭儀も守られていきます。

文化を守ることは、受け継がれた精神を引き継ぐことと同じです。

海からやってきた神様、木々に宿る神様の島。文化を育んできた本来の宗教を継承してほしいと切に願います。

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