五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

小旅行

2010年04月25日 | 第2章 五感と体感
以前から誘われていた桐生をようやく歩くことができました。

80年ほど前に建てられた家の料理屋「芭蕉」
店主の魚心さんが棟方志功に壁画を依頼し描いてもらったものの気に食わず、描き終えたその日に画を漆喰で塗りつぶしてしまいました。
一昨年、私の友人がその漆喰を剥がすことを勧め、実現に至りました。

何故棟方志功に依頼したのかわかりませんが、店主の魚心さんは明らかに「民芸」を実践された方です。自分の意に添わない画だということはサモアリナン。。。と思い、その壁画を眺めながら芭蕉カレーを頂きました。

桐生は紡績の街です。
かつては、紡績によって街が潤っていました。
群馬大学工学部の校舎、街の真北に鎮座する天満宮はまるで羽織の裏地のように側面背後の彫り物が素晴らしく、境内にはからくり人形の舞台まであります。
街のあちらこちらにのこぎり屋根と言われる工場があり、現在はその工場を利用しレストランやイベント会場として保存に尽力しています。

「のこぎり工場」は、採光を日中一定させるためにアトリエのように天窓を北側配置しています。故に屋根の形がのこぎりの歯のようになっているわけです。

話は長くなりましたが、そののこぎり工場での工芸展が旅の目的でした。

誘ってくれた友人に会い、地元で活躍する真摯な姿に心が和み、自分の居場所に居る人々の個性から滲み出るものに愛着を感じました。

桐生に所縁のある友人と義姉のМさんに案内していただき、能楽の師匠も桐生での公演を実現したい意気込みに。。。
表装の展覧会や地元の織物なんぞとのコラボも面白いかもしれません。

またまた仕事を一つ増やしてしまいそうですが、桐生の持つ「気」に面白さを感じた私も結構乗り気です。

ともかく桐生の月初め第一土曜日の骨董市に行かなくては。。。

女性4人のカシマシイ小旅行。楽しい週末となりました。感謝


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