箱根の外輪山を歩くつもりで前々から予約していた早朝の高速バスに乗ったものの、完全に雨降りなので登山口で下車するのをやめて、同料金で行ける仙郷楼バス停からミニバスに乗り換えてポーラ美術館へ。年に1〜2回は来ている。
ほぼ室内画だけ展示した「部屋のみる夢 ボナールからティルマンス、現代の作家まで」は大概の作品が撮影OKだった。中には撮影OKでも投稿NGのものがあり、たくさん撮ったらどれが投稿NGかわからなくなってきたので、確実に大丈夫なものだけ……マティスがわたしをマティス(注・待っていますのダジャレ)なんてな!
早朝から移動してきたせいか、たいして運動していない(全然していない)にもかかわらず、とてもお腹がすいてしまった。館内のレストランが営業開始するのと同時にシーフードカレーを注文してたいらげる。山の中なのにシーフードカレーがおいしくて、ポーラ美術館にくると2回に1回はたいらげる。
箱根に引っ越して半年近くの友達と、午後に連絡を取り合ってお茶でもお酒でも飲むかという話に以前からなっていた(乙女峠かどこかに下りてきたら連絡するつもりでいた)ので、昼すぎに連絡してポーラ美術館にいると伝えたら、クルマで迎えにきてくれた。10分とかからずに現れた。なんと近いんだな。
行きたいところはないかと問われ、いやべつに……なんて答えると、新しいところでは1年前にオープンした「ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズ」に自分もまだ行ってないから寄ってみようかって話が出て、いい機会だからお願いした。強羅の手つかずの自然を生かした有料の公園。
道をつけて花を植えてあるが谷の植生をそのまま利用してあって、園内を散策したらちょっとした山歩き気分を味わえた。雨降りで人が少ないせいか野鳥がひっきりなしに鳴いており、まるでテープを流しているかのよう。登山道など登り降りしなくても自然に囲まれて満足だった。
家にまで押しかけるつもりはなかったけど、クルマで数分だから寄っていかないかというので案内してもらい、不動産屋さんに出ていない地元の知り合いの紹介の物件でお茶などいただく。ブログに詳しく場所を書いたり写真を上げたりするような真似はいくらなんでもしないと思ったら大間違いだ〜! みたいな騙し討ちはしない。
それから小田原に送ってもらい、鳥ぎんで焼き鳥を一緒に食べた。飲んでクルマを置いて帰るなら箱根の山の中より小田原か御殿場に出たほうが、足の確保が容易なのだという。仙石原には店がいろいろあるけれど、夜タクシーが来てくれないので徒歩で1〜2時間かけて夜道を帰るよりは、小田原か御殿場からの方が安心と。
鳥ぎんは焼き鳥も美味ながら、レバーのお造りやうまきもあり鰹の酒盗がまたイケるのだった(酒飲み目線)。釜飯でしめた後、向かいのバーでウイスキーなど飲んで、完全な酔っ払いとなって小田原で別れた。
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