散 歩 B L O G

歩くことが唯一の趣味ですから。

ぶどう寺

2011-07-06 | Weblog
(前回のあらすじ)大日影トンネルを歩いて通り抜けると、深沢トンネルがワイン貯蔵庫に
なっていた。

個人オーナーの使用料は月2500円で、300本保存可能らしいから、ワイン好きの方いかが?

あたりを見回すと、ぶどう畑しか目に入らない。


ぶどうが実るぶどう畑とぶどう畑のあいだを歩く

甲陽鎮部隊(鳥羽・伏見の戦いに敗れて落ち延びた新撰組の残党たち)を率いる近藤勇の
石像が、柏尾古戦場に立っているけど、暑くて暑くて目に入らないのだ。

ぶどう寺と呼ばれる(自称してるのかもしれない)大善寺は、本堂が国宝ということだが、
参拝すれば涼しいんじゃないかと思って中に入る。


山門もけっこう重厚

養老2年(718年)、右手にぶどうを持ち左手で結印した薬師如来と日光・月光菩薩を刻んで
安置するため、行基が開いたお寺ということで……ぶどう最初から持ってるのもスゴイけど、
いったい行基いくつお寺を開いたの? 日本中の古刹に行基の息かかってる。


山門をぬけて石段をのぼると……

「ここから先は拝観料が必要です」という看板がくりかえし現れる。下で500円払ったから
いいけど、参道のほう誰もいないし払わなくても通れそうな感じがする。


これが国宝の本堂(薬師堂)

関東で最も古い建物だって案内に書いてある。眺めていると「いま開けますから!」って
背後から声がかかった。なるほど、どこかで人が見てたのか。拝観料払ってよかった。

ぶどうを持ってる薬師如来像は厨子に納められていて、5年に一度ご開帳されるとかで、
普段は写真パネルが立てかけてある。でも、ああ涼しい。浄土みたい。

仏像いっぱい並んでるのはお寺だから当然としても、ぶどうを彫刻した古代オリエントの
レリーフのようなものが陳列されていたりして、ぶどうの郷らしいよ。


ぶどう畑を歩いて帰る

フランスのぶどう畑は地面に低木が何列も並んでいるけど、日本のぶどう畑はこうやって
棚から下がっている。低木は機械でふるいにかけて収穫するのを見たことある。棚だと、
やっぱり手作業なのかなぁ?
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