散 歩 B L O G

歩くことが唯一の趣味ですから。

一神教

2004-11-09 | Weblog
なんとなくこないだの大統領選挙にがっかりしてしまい、中東のあたりのもめごとも一層はげしくなるだろうと思って(実際もうそうなってきている)、ユダヤ教とキリスト教とイスラム教に共通の聖典、一神教のルーツともいうべき旧約聖書をこないだからリュックに入れて、あたまから読んでいる。つくり話として面白くないこともない新約聖書は20歳かそこらで暇だったとき通読したことがあるけど、旧約聖書はこどものころちょっと読んでみて気持ち悪くなってやめたままだった。いま読んでも気持ち悪いことに変わりないが、ねたむ神のしゃべくりに退屈しながらつきあう余裕みたいなものが現在はあるので、これまで「創世記」「出エジプト記」「レビ記」ときて今夜は「民数記」を読んでいるところだ。実際、自称「ねたみ」あるいは「ねたむ神」とは、よく言い表したものだ。たまたま日本に生まれ育って、多神教の寛容さや、仏教の底にある無神論にそうとは知らず染まったこどもが、この「ねたみ」を禍々しく感じたのは無理もないことだ。まあ、いまここで理屈をこねてもしょうがない。黙って最後まで読んでみよう。断片的で、意図的で、加工だらけのニュースなんか見るのは一瞬でいい。
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