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かぐらでのバックカントリーモデルの試乗会に行ってきました

今さら板を担いで山登りをする元気もないので、雪が降ればゲレンデ脇で深雪に入ることが出来、グルーミングされた斜面では気持ちよくショートからミドルターンで滑れるような板はないものかと(パウダー向けがメインらしいのですが)

この日の気温は1度と高めでしたが、終日ガスっていたせいかそれほど雪の状態は悪くなかったです。試乗コースは新雪2割、整地が2割で、後は荒れた斜面って感じでした。

 

NORDICA ENFORCER(エンフォーサー)

今履いているパトロンと同じラディウスのまま(18.5m)で、全体的に10mm程度シェイプしたようなスリーサイズ。

それでもセンターは100mmあります、メタルが入っているのが特徴でしょう。

メタル入りのせいか、テールの反り具合が低いせいなのか、湿り雪の中でも気持ち良く板の返りを感じることができました。

 

PATRON(パトロン)は来季も仕様変更無しということでしたが、177cmを履いているので185cmがどんな感じなのか確かめたくて乗ってみました。

この板はダブルセンターで、ド真ん中とやや後ろ寄りのクラッシックマウントの二か所あります、普段ボクは間を取ってその真中に設定しています。

試乗した板は後ろ寄りのクラッシックマウント、このポジションだとあまりスイングウェイトの軽さを感じられないので、ボク的には×

長さも、ドが付くパウダーでも行かない限り177cmで十分な感じでした(これ以上長いと、ボクが行っている本州のスキー場ではゴンドラに入れるのが大変)

NRGy(エナジー) 107 今までセンターが100mmだったのが、さらに太くなって107mmに

トップのトーションもフレックスも固めで、ノルディカの板らしい感じでボクの好みではありません

 

BLIZZARD 今季ラインナップされたspurというセンター幅125mmのパウダーマシンが、来季は白から黒へカラーチェンジ

試乗したのは、この日持って行ったBrahma(ブラマ)を10mmづつ太くしたようなBonafide(ボナファイド)

センター幅88mmのブラマに比べると、ショートターンでの切り返しは、どうしてもゆったりした感じになってしまいます。

ノルディカ→ブリザードと同じグループの板に乗ると、ブリザードの方がしっとりした乗り味があるように感じられました。

HEADでは懐かしいMONSTERの名前が復活してました(コスメが地味すぎて分からない)

10年以上前、ショートカービング全盛の頃に試乗したことがありますが、センターが太くてスタンスが取れないうえ曲がらないと言った記憶があります。

以前から気になっていたCyclic(サイクリック) この時はガスが一番出ていた時でした

とにかく柔らかすぎでパウダー以外のシーンでは使いものにならない感じでした。

見た目はいいのに乗ってがっかりのスキー、チロリアの金具がマーカーよりソフトにリリース出来るとこが発見でした。

ロシニョールとディナスターが共に欠席だったので、何に乗ろうかなとブラついていて目が合ったのが

MOMENT Exit World(イグジットワールド)

「人体の不思議展」みたいなコスメが、イイのか悪いのか

ツアー用らしく、マーカーのグりフォンが付いているのにかかわらず、恐ろしく軽い板でした

おまけにトリプルキャンバーという変態さ

芯材に桐を使っているというのもセールスポイントでした。

軽さが災いして、お昼を過ぎて、かなり荒れてきた斜面では不安定さばかり目立ちましたが

ハイクアップするようなシーンでは軽いにこしたことは無いし、深雪では問題ないと思います。

「もっと安定感があるのはないのか」と言ったところ勧められたのが

DEATH WISH(デスウィッシュ)

暗い地味めなコスメなので、トップとテールの四角さが際立ちます

これもセンターのキャンバーの両脇に小さなキャンバーがあるダーティマスタッシュと呼ばれる

トリプルキャンバー(モーメントはロッカーの具合を口髭に例えているようです)

これでエッジのコンタクトポイントが増えて、グリップが増すという理屈らしいです。

確かに、スピードにのってしっかり踏むと切れのいいターンが出来ますが、だらだらとしたターンや柔らかいところだと何となく挙動があやしい。

イグジットワールドで感じたのと同じ感じです、3つのキャンバーを常にたわませないといけないので結構パワースキーヤー向きかな。

ソールは意外に鮮やかなブルーでした

USメイドのフリースキーメーカーって、何となく今まで食わず嫌いだったのですが

結構面白いモノがあるのが発見でした。

 



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