雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

うたかたの夢より遠(をち)に往くひとよ花開くごと魂(たま)は飛ばせよ

2023-04-18 16:25:00 | Weblog

 今朝開いた芍薬の花によせて。


 



 夢みたいにきれいな。


 愛と感謝^_^

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夏のまへ風音さやぐ暑さかな汗滲むほど恋しきいのち

2023-04-17 19:48:00 | Weblog

 初夏の気配に。

 5月に、南房総市SFKギャラリーで第2回のララの会。

 




 前回のメンバーに、洋画家日高菊雄と、コンテンポラリーマルチペインターの鈴木百合香さんが加わる。


 期間中、私はせっかくの機会なので、三味線弾き語りで小泉八雲の「青柳ものがたり」を演じる。

 この作品は「雪女」ほど知名度がなく、むしろマイナーに近いが、とても幻想的で抒情あふれている。舞台は能登と京都。

 柳の精霊と人間の若者との悲恋を語る。

 



 初演から20年たち、私の語り方も、若かった以前とは違う。北陸の民謡、山中節のもの悲しく美しい旋律も歌いながら、妖精物語の世界を開きたいと考えている。


 



 愛と感謝。

 不穏な世界情勢の中、安全にこうしたイベント活動ができる日本の平和は貴重でかけがえがない。感謝。


 


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蓬莱に蘭陵舞へるまぼろしよ戦の世にも花顔愛でたり

2023-04-16 11:23:00 | Weblog

 先日、市内亀ヶ原の北口牡丹園に。

 風も穏やかで初夏のような陽射しに恵まれ、ゆっくりと百花の王、牡丹の盛りを楽しめた。

 






 手入れの行き届いた庭園で、牡丹以外にも季節の花が咲き揃い、楽園のようだった。

 








 雅楽が鳴り響き、蘭陵王が袖を翻して舞い現れそうな。

 










 
 この美しい庭の拝観は無料。
 オーナーの方々の貢献に感謝。

 良い日だった。命のお洗濯。


 愛と感謝。
 


 


 
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柿若葉かおりを食(は)めば初夏の勢ひ甘く身にひろがりぬ

2023-04-11 20:51:00 | Weblog

 柿の若葉の天ぷら、フキの煮付け。

 ささやかで新鮮な季節の味を楽しんで。


 





 柿の葉とフキ、どちらも甘さとほろ苦さ、香が高い。


 甘辛いフキの煮物は祖母、母の常菜で、それさえあればご飯が進んだ。


 季節の恵みに感謝。

 愛と感謝。
 
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藤棚になつかしき風通ひたり遠ざかるほどひとはうつくし

2023-04-09 20:41:00 | Weblog

 藤に寄せて。

 






 歌は、古典和歌の、

 ありと言へばありのすさびに憎かりき
    なくてぞひとの恋しかりける


 これを少し感傷的に歌った、のかもしれない。

 愛と感謝。良い日だった。

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緋威(ひおどし)の映ゆる五月よかがやかに頬ふくらませ我儘を言へ

2023-04-08 11:42:00 | Weblog

 我が家に伝わる五月人形を飾った。

 



 桜から藤、山吹と新緑の季節は目に嬉しい美しさにあふれている。

 昨夜の雨が上がり、陽射しもまぶしい今朝は、強い海風が吹き寄せ、周辺の木立の響きが絶えず聞こえる。

 朝から蕨の煮付けを拵えた。あくぬきに時間がかかるけれど、山の気配を伝えるほのかな苦味と甘みに季節を味わう。

 








 愛と感謝。良い一日でありますように。


 


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永別

2023-04-06 21:15:00 | Weblog

 未来4月号で、拙詠10首、プラザにお取り上げいただいた。

 


 毎号、夏韻集でご指導くださる大辻先生に感謝。


 最近、次々に重なる故人たちへの哀歌をまとめた連作。

 年齢を重ねると別れも増えてゆく。

 でもこうした文化に昇華し、表現が許される平和がありがたく思える世界情勢。

 愛と感謝。

 主に栄光を。


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囀りは春にこぼるるやはらかさ土の明るさ眠り覚めたり

2023-04-02 10:54:00 | Weblog

 春に。

 小鳥たちの声が明るい朝。


 安房美術会春期展、昨日から。

 






 作品点数は60ほど。やや少ないが、コロナ逼塞から抜け出た感じが漂う会場。

 





















 
 会場のコミュニティセンターの周辺は桜が満開。今日は花曇りだけれど、花の樹下では空までさくら色に見える日曜日。

 
 愛と感謝。





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むらさきの匂ひすがしき筆の跡いのち籠もれり千歳に耐ふる

2023-04-01 13:08:00 | Weblog

 ギャラリーSFK20周年企画展に。

 オーナーである山鹿公子さん所蔵の書画、篆刻、布絵など。
 
 展示作品のほとんどは山鹿さんの御一族のものと言うから驚く。

 ギャラリーに入るなり、墨痕淋漓、水茎流麗な水墨画、書の気配に包まれた。

 
 



















 上の大書は、山鹿さんのお爺さまの絶筆と。雄渾なエネルギーと気迫、とうてい卒業近い方の手とは思えない。

























傑作揃い、気持ちの上がる「風景」

こうした日常を過ごせる平和に感謝。

愛と感謝。


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アルファポリス