初夏の気配に。
5月に、南房総市SFKギャラリーで第2回のララの会。
前回のメンバーに、洋画家日高菊雄と、コンテンポラリーマルチペインターの鈴木百合香さんが加わる。
期間中、私はせっかくの機会なので、三味線弾き語りで小泉八雲の「青柳ものがたり」を演じる。
この作品は「雪女」ほど知名度がなく、むしろマイナーに近いが、とても幻想的で抒情あふれている。舞台は能登と京都。
柳の精霊と人間の若者との悲恋を語る。
初演から20年たち、私の語り方も、若かった以前とは違う。北陸の民謡、山中節のもの悲しく美しい旋律も歌いながら、妖精物語の世界を開きたいと考えている。
愛と感謝。
不穏な世界情勢の中、安全にこうしたイベント活動ができる日本の平和は貴重でかけがえがない。感謝。