気のせいだろうか？
今日も気温は高いに違いないのに、大気の気配は涼しくなった。微妙に秋の予感がする。
涼しい、といってもクーラーなしの室内にいれば、汗はひっきりなしに滲み、家事であたふたしていると雫は玉の粒となって膝にしたたる。
だけど違う。気圧？ 湿度？
まといつくような夏の暑さに、なにか清涼なものが入り込んできた感じ。
これから高円寺で「城」の通し稽古。
演出家の演技と表現に対する要求がたかいので、やりがいがある。音楽家だから、演技と台詞のムーヴメントをあたかもシンフォニーのように建築したいらしい、とわたしは思っている。
演劇の仕上がりへの理想が高い。それはわたしには気持ち良いことだ。完全に実現できなくても「こうであったら表現的だ」という創造への熱意を見る。
今室温はジャスト３０℃
感謝とともに。
みなさん熱中症にご注意ください。
ヒロシマナガサキの季節。芝居や演奏、日常をあたりまえのように楽しめるこの平和がうれしい。
