市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

風を呼ぶ手のさき伏せぬひぐらしを聴くしぐさしてうなじは見せむ

2014-07-30 12:07:35 | Weblog



 夏。


 この団扇は、たぶん五十年くらい前のもの。塗りの柄に、和紙、手書きの絵。


 枯淡な筆はこびが、目に涼しい。



 こういう団扇は、おだやかに使うのがいいのだろうが、けっこうはたはたと風音をたてている。



 占いネットで「山口雪香」さんの字画占い、というものもあって、そちらも眺めたら、まあひどい。


 頼んでもいないのに、こんなこと書かれたくない。山口雪香さんて、きっと日本全国にわたしだけじゃないでしょうけれど、そう一般的な名前ではないと思う。
 また、ネットで検索すれば「山口雪香」は、少ないながらも、即座にわたしのコンテンツにアクセスする。


 わたしはネットサーフィンほとんどしないのだけれど、これはまるで悪意のよう。

 「雪香」という名前は、椿さんからいただいたもので、わたしのほかにも、この名前を名乗らせて、ヒロインの美しさ、潔さ、強さにあやかりたいから、という少女たちが何人もいたのだ。

 わたしにしても、自分には過ぎた名前と思っているが、年齢を重ねながら、なお、ヒロインの波乱・危難に挑んでひるまない姿を、美しく心に求め続けている。


 たかが占いとはいえ、このような記事は個人的な中傷のようにも思える。

 いかがなものだろうか。

 他者への悪意は、いづれひるがえって自分へのブーメランとなる、とはさまざまな分野で説かれていることだ。こんな悪意をしかけられるいわれなどない、と思いつつ、わたしのいたらなさから、椿さんのヒロインと物語を貶められるのは、椿さんに対してほんとに申し訳ない。

 筆者の良識を願う。ネットは便利だが、こういう、筆者の品性を疑いたくなるうとましい出来事がある。

 そのうち、自分でもちゃんと名前の画数で本格的な占い師にでも見てもらいましょうか。


 ささいなことですが、わたしの名前はいただきものなので、こんなことを書いた。

 読者の御不快さぞ、おゆるしください。




 

 
コメント
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