雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

冬の樹のしずくに濡れて落葉踏む足もやわらかなセンチメンタル

2013-11-15 14:03:19 | Weblog


  冬の初めの雨に。




























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透き影の陽に戯れる鳥ならば鳥にしてよと岬を想ふ

2013-11-14 10:42:33 | Weblog


  陽射しに。




  きれいな晴天だ。























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あざやかな秋の雫を君の手に朝(あした)そそいで珈琲いかが

2013-11-13 10:06:00 | Weblog



 朝カフェ





 いい天気。今日はまるごとオフ。こまごました雑用を整理しよう






 家のなかがごたごたしていると、気持ちもばらつく。


 


 それにしても、めっきり冬の気配。朝晩のさむいこと。





 画像は、先日お散歩したときに撮った、街角のピラカンサス。

 ピラカンサスの実は冬じゅう、小鳥たちのだいじな食糧。

 だから、「小鳥の台所」なんていう綽名もある。


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三絃に触れて夕べはおのづから蔦も紅葉もゆるく響きぬ

2013-11-12 18:00:54 | Weblog



  晩秋に。







  通り雨がさっと掠めるように降って、すぐに青空が覗いた。



  小雨の後というのに乾いてあかるい光は、もう冬ざれのもの。







  短い仕事を済ませて帰り、細棹を弾く。



  バッハ、デルブロワ、それから、ほんのすこしドビュッシーの「夢」など。

  夢のテーマの、澄みきったうつくしさ。


  お三味線では音が伸ばせないから、一音の余韻をどう響かせるか…。





  一日がなだらかに、また終わろうとしている。
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霜月の陽は和紙のごとふうわりと寒さ含みて黄菊の冴ゆる

2013-11-11 12:59:20 | Weblog



  道すがらの黄菊を見て。


  十一月の曇り日、お陽さまがないから影もできないひっそりした平らな明るさに、

  白菊や黄菊は、さえざえと目立つ。ことに白菊は十二月の末ごろまで、紫いろを

  うつくしく帯びながら、寒気のなかで咲き続ける。



  クリザンテームの香りは苦手だったのだけれど、このごろすこし違う。



  「紫式部日記」のなかで、菊の香をことに愛でていたことなど思い出したり。
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冬の蕊おぼろに指をくぐらせてうらを探れば月光が鳴る

2013-11-10 09:17:18 | Weblog



  さざんかに。














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海へ赴(ゆ)く軌跡ならむか夜明けには鳥のまなざし空に昇りぬ

2013-11-09 06:42:40 | Weblog



  夜明けの雲がとてもきれいだったので。




  この飛行機雲はどこからどこへ行くんだろう?











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秋の森は地を抜け出でて飛び立ちぬ羽風さざめき彩り散らし

2013-11-08 11:31:11 | Weblog




  秋の風景に。





  昨日お休みだったので、中央公園に散歩。



  静かで、気持ちの良い、寒すぎないお散歩日和。




  鳥のさえずりがしきりに梢に響いていた。




  晩秋の落葉の澄んだ匂いが、森に漂っていた。














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暖かに雨の匂へるセーターをついばむ小鳥のやうな立冬

2013-11-07 10:01:02 | Weblog



  立冬の雨に。




  暖房がうれしい季節に突入。今日は仕事がキャンセル。


  ……。


  ながいこと素顔同然で過ごしてきたのだけれど、このごろ少しお化粧する。

  夏に体調を崩してから、鉄剤を服用。

  今も素のままだと、ときどき顔いろがよくない、と言われたりして、




  ファンデーションは二十代のころ数回使って嫌になった。

  どうも合わないなあ、と



  お化粧品も進化して、このごろ使い始めたのは、とってもかんたんで、無香料。

  これがうれしい。匂いは微妙な感覚だから、できるかぎり気に入った香料を選ぶ。



  ケアワーカーは、笑顔と元気が大切だものね。

  でも仕事先で、利用者さんから、逆に元気をいただいたりしている。





 





  
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潮より海押しあぐるコラールの無言歌君は我を離さぬ

2013-11-06 15:02:14 | Weblog




   秋の陽射しと海の轟きに。



   秋といっても、もうじき初冬。でも湘南の紅葉の見ごろは十二月くらい?





   歌のことを考えていると、時間がとまってしまう、ような気がする。




   いつか詠った歌を思い出すと、そのころと今との隔たりを忘れる。


   ものすごくピュアな姿勢で、歌ってきたなあ、我ながら思う。


   心に余分な混ぜものをしないで、歌に心を寄せてきた。これからも、たぶん。




   現実に、自分が女性としては相応に落ち着いた年齢だと自覚がある。

   結婚もしているし、社会的な枠組みのなかで生きている。

   でも、恋歌が好きだし、和歌でも現代短歌でも、恋の歌はいちばんわかりやすい。

   小説を書いていると、自分の造型した少年乃至青年に、

   うかうかと恋、してしまったりする。


そんなふうにして、今も恋の歌をうたう。


   分別盛りのわたしじゃない、まだ無垢な少女のわたしになったりして。

   

   
  
 
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アルファポリス