市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

三絃に触れて夕べはおのづから蔦も紅葉もゆるく響きぬ

2013-11-12 18:00:54 | Weblog



  晩秋に。







  通り雨がさっと掠めるように降って、すぐに青空が覗いた。



  小雨の後というのに乾いてあかるい光は、もう冬ざれのもの。







  短い仕事を済ませて帰り、細棹を弾く。



  バッハ、デルブロワ、それから、ほんのすこしドビュッシーの「夢」など。

  夢のテーマの、澄みきったうつくしさ。


  お三味線では音が伸ばせないから、一音の余韻をどう響かせるか…。





  一日がなだらかに、また終わろうとしている。
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