市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

潮より海押しあぐるコラールの無言歌君は我を離さぬ

2013-11-06 15:02:14 | Weblog




   秋の陽射しと海の轟きに。



   秋といっても、もうじき初冬。でも湘南の紅葉の見ごろは十二月くらい?





   歌のことを考えていると、時間がとまってしまう、ような気がする。




   いつか詠った歌を思い出すと、そのころと今との隔たりを忘れる。


   ものすごくピュアな姿勢で、歌ってきたなあ、我ながら思う。


   心に余分な混ぜものをしないで、歌に心を寄せてきた。これからも、たぶん。




   現実に、自分が女性としては相応に落ち着いた年齢だと自覚がある。

   結婚もしているし、社会的な枠組みのなかで生きている。

   でも、恋歌が好きだし、和歌でも現代短歌でも、恋の歌はいちばんわかりやすい。

   小説を書いていると、自分の造型した少年乃至青年に、

   うかうかと恋、してしまったりする。


そんなふうにして、今も恋の歌をうたう。


   分別盛りのわたしじゃない、まだ無垢な少女のわたしになったりして。

   

   
  
 
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