市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

パヴァーヌよ夢の曲(わだ)よりさざなみの生(あ)れ初めしごと恋はばやさしき

2008-11-04 22:13:51 | Weblog


 ラヴェルの「亡き王女へのパヴァーヌ」を聴いて。


 それと、渚さんのお歌の印象もあるかも。



 ラヴェルのなかでは大好きな曲のひとつ。「水の戯れ」なども。


 どれも自分でふりつけて踊った。その思い出が言葉といっしょに流れてくる。



 なつかしみさびしみ。いろいろ。












 
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胸うらを小鳥抜かるる星の座に吊られて唄ふ宿世あさまし

2008-11-04 19:07:19 | Weblog


 夜に

























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聖マリアほそき鼻梁に針葉の朝の気透(とほ)し少女微笑(ゑま)ひぬ

2008-11-04 08:59:37 | Weblog
 絶えざるお助けの聖母を見て、そのまま。


 このイコンはロシア正教ふうの、硬い描線の画像。

 
 リナシメント以前のセミティクなつめたさが、まず第一印象でくる。


 ラファエルロやレオナルド、ボッチチェルリなどの豊麗な聖母にくらべると、よほど「聖少女」の雰囲気をたたえる。

 彼女の無表情に近いひややかさは、世俗の矛盾も汚れもしらない処女の潔癖ゆえか、などとかってに解釈している。


 最初、その見透かすような上目づかいの視線、ちょっとこわい感じがしたけれど、毎日眺めていると、そのときどきによって表情をかえる。


 今朝はさわやかにほほえんで見えた。


 光のかげんだろうか。


 わたしの内面の照り返しも……?




 



 うたいなおし。



 このごろ、自分の歌について、また迷う。素直に詠うことと、言葉を縒って紡ぎあげる、詩的ヴィジョンとのさかいめで。


 技巧だけでなく。無理やりつくった歌はあとでがっかりするけれど。


 わたしの横の聖母は、北国の針葉樹のようにすがしい。




 


 


 



 

 
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アルファポリス