市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

次々と人消ゆるのちの空き地かな晴れては濡れてまた乾きたり

2022-04-23 19:48:00 | Weblog

 甲府市は31°の夏日で、久しぶりに首筋を流れる汗を感じた午後。今日は庭いじり以外何もしなかった。

 


 カミーユ・コローのユディト。なるほど、こういう表現もあるのかと感心する。男の首はなく、ただユディトの右手の血まみれの指
と乱れた衣装だけで惨劇を仄めかしている。
 ユディトの顔も独特だ。他の作家とは異なり、死闘の勝利者の誇りも、官能性もなく、眉を顰めた顔は苦悩に近い。それもまた魅力。

 コローの風景画は大好きだが、奥行きのある人物画も好ましい。こんな風に描けたらと願うが、当然月とすっぽん。

 ぼんやりと陽射しを眺めながら過ごした。

 良い日だった、愛と感謝。

 

 
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