市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

桜散る何のぬくもり一膳のごはんふっくら炊いて一日

2012-04-14 18:17:55 | Weblog

 数日の暖かさとはうってかわって今日の雨冷え、寒さ。

 炊きたてのごはんのほかほかが、うれしい。










 未来短歌会の藤田冴さんから、歌集をいただいた。


 『櫂をください』

 光りきらめく凪の海面を映した印象派の絵画のような装丁、岡井先生のお言葉が銀文字印刷された、濃いマリンブルーの腰帯と明暗コントラストあざやかにきれい。

 
 この方も神奈川にお住まいで、岡井隆先生の撰歌欄に寄稿していらっしゃる、そうした御縁だろうか。



   インデックス付して静かにねむらせるあをき時間を過去といふべし


   ひと粒のシュガーレスガムがポケットに思えば密度の濃い日であった




 その翌日、『玲瓏』のあたらしい号も届いた。

 こちらもさまざまに美しい詠草。




 歌びとのすがたを、その方の歌の向こうがわに想像する。


 夢とも、まぼろしとも。















 



 
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