プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★旅のスタイル(後編):徒然に

2021-10-15 07:30:04 | 日記・エッセイ・コラム
 北陸新幹線の座席前のポケットには、東日本版と西日本版の二冊の車内誌が置いてある。

 私が、最初に手に取るのは、東日本版の「トランヴェール」の方と決まっている。

 巻頭エッセイ「旅のつばくろ」(沢木耕太郎)の連載を読むためで、旅先でのエピソードを綴っており、その着眼点がユニークで興味深い。

 2000文字ほどの小編なので、読み終わると、自分の思い出とだぶって、空想の世界が広がり、これからの旅が楽しくなると予感する。

 9月号では、小布施と葛飾北斎の生きざまで、「天があと5年の生を与えてくれたなら、本物の画工になれただろうに」と、北斎末期の言葉で結んでいた。その道を極める達人の境地に、鬼気迫るものを感じた。

 今年3月に訪ねた「北斎館」と岩松院の「大鳳凰図」(北斎89歳時)の感動が蘇った。☺


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