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時悠人chosan流処世術

★敬老の日に思う

2006-09-18 09:14:00 | 日記・エッセイ・コラム

 「今日は何の日?」と問われて、とっさに答えられなかった。9月15日が「敬老の日」だと思い込んでいた身には、2003年以降、第3月曜日に変わったのに馴染めないでいる。

 週休二日制が定着し、月曜日を祝日にして3連休を楽しんでもらおうというハッピーマンディー制度。経済効果を狙った政治的意図と合わせて趣旨は承知している。しかし、私の頭では、体育の日は東京オリンピック開会の10月10日。成人の日は元服の儀が行われていた1月15日。いまだに「記念日=決まった日」との固定観念を捨てきれないのも老人の頑迷さか。

 さて、国民の祝日はどこの国にもあるが、その数が一番多いのが日本。現在、14日あるが、正確に日付けと謂れを説明できる人がどれ程いるだろうか。休日が多い割りに、休日の過ごし方が下手なのも日本人だ。友人が海外ロングステイはしたいが、何をして時間を潰すか、退屈するに違いないというのを聞いて、気の毒に思った。

 私は、一ヶ所に長く滞在してぼんやりしているのが好きだ。若い頃は、仕事が忙しくてもその分稼げると思い、時間をお金で買っているのだと割り切っていた。今は、時間があるのでお金は要らなくなった。”時は金なり”の逆の発想だ。以前ならタクシーを使った所へバスで出かけるし、昼は長蛇の列に並び外食していたのが自宅で手料理だから寛げる。己の価値観さえ変えれば、楽しく充実した生活を送れるものだ。老いてこその知恵なのかも知れない。


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