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時悠人chosan流処世術

★未熟さが国を滅ぼす

2011-06-18 11:16:01 | 日記・エッセイ・コラム

 今の日本の状況は、あらゆる面において未熟さを露呈している。

 政治の世界は、政局一色でニュースを見る気にさえならない。永田町の論理は、私には理解出来ぬ高ーい次元らしい。不信任決議案を否決しておいて、身内から辞めろの大合唱。一方、総理が代われば協力出来る野党のモラル。

 一方、住民や自治体は、復興遅れを政府の責任だと責め立てる。誰も経験したことがない国難を解決するのだ。個人事情や個別課題を尊重すれば、従来の法体系の秩序が崩れ、損得問題が表出するので検討に時間がかかるのは当然だ。

 放射能測定の地点や機器を増やせと要求する住民の姿を、海外でどう見ているか。「やはり日本は危険だ」と、受けとめられるだけで、国民自身が風評被害を大きくしている。総理大臣が交代すれば解決出来るなどと真面目に考えているなら、余程、おめでたい。

 IMD発行の2011年版世界競争力年鑑を見ると、鳥肌が立つ。日本の総合順位は、26位/59カ国だが、「政府の効率性」が極端に悪い(50位)。今年、初めて発表された「政府の効率性」と「経済の効率性」のギャップは、ブラジルに次いでワースト2位だ。このままでは、有力企業は海外へ逃避し、経済の空洞化が現実味を帯び兼ねない。

 「ねじれ」現象が発生して以来、全く進歩しない議会制民主主義の未熟さに吐き気がする。


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