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時悠人chosan流処世術

★年金記録が消える怪?

2007-05-24 09:59:40 | 日記・エッセイ・コラム

 年金保険料の納付記録約5000万件が「該当者不明」。与党は、年金支給漏れの被害者救済のために議員立法を検討中。新聞紙上にこんな活字が躍る。しかし、小手先ばかりの対策では、とても解決されるとは信じがたい。

 昨日の国会中継。安倍首相の答弁を聞いていて、この人の頭には年金問題を真剣に考える気は無いと確信した。「年金に対する国民の不安を解消すべき」とは言ったが、社保庁の度重なる不祥事は、もはや「不安」を通り越して「不信」の極みに達している。民主党長妻議員の質問に対し、なぜ、徹底的に調査すると即答しないのか?問題の本質を理解していないとしか言いようが無い。

 さて、5000万件にものぼる納付記録問題もあるが、現受給者3000万人の受給額自体、正しいかどうかさえ怪しい。私自身、自分でチェックしたこともないし、出来ない。サラリーマンは、給料の手取額を見るが、控除額の内訳には関心が薄い。年金手続きも、チェックする人も居るにはいるだろうが、大抵は給与事務担当者任せだ。

 強制加入の制度でありながら、手続きをしないと年金がもらえない。足を運ばないと詳細が分からない。しかも、お任せしていたら、”記録誤り””紛失””廃棄”では、信じろと言う方が無理。事務所経費問題で、松岡農水大臣をかばい続ける不可解さ。1件5万円以上限定で領収書添付を考える金銭感覚の首相には、とても庶民の生活実態を思いやる感性は持ち合わせているとは思えない。


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