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時悠人chosan流処世術

★働き方改革は意識改革から

2018-03-02 09:33:19 | 日記・エッセイ・コラム
 今国会の重要法案の一つだった「働き方改革」は、厚労省のデータに不備が見つかり、裁量労働制の拡大に関する部分を切り離すことになったが、ミスの原因は、働く人の時間に対する価値観と無縁ではない。

 「プレミアム・フライデー」の失敗でも明らかなように、巷間には、「仕事が無くならない限り、、、」のぼやきが流れる。

 その根底にあるのは、日本人の時間の使い方と、サービスに対する甘えにある。とりわけ、「サービス」に対する考え方を変えない限り、生産性の向上は望めない。

 例えば、ドライバー不足が深刻な宅配の再配達は、廃止にすればよい。AUSに住む娘に、定期的に食品類を送っているが、配達時に留守だと、集配センターまで受け取りに行くしかない。

 また、日本のサービス産業では、土日祝日の営業が当たり前なので、従業員は、休めないが、外国では、原則、閉業だ。休日営業している店には、特別税を課し、税収を確保する国が多い。休業するよりも、稼ぐ時間が多いことからの公平性に起因する。

 卑屈なまでの過剰サービスを美徳とする「お・も・て・な・し」と決別し、「サービスと対価」に対する価値観と社会構造を抜本的に変革しない限り、働き方改革の推進は覚束ない。


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