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★島根紀行~足立美術館~

2014-06-18 09:38:06 | 旅行記

 近代日本画を中心とした名画を数多く所蔵している島根県の足立美術館では、現在、武村栖鳳の生誕150年と、門下生の上村松園没後50年を記念した夏期特別展を開催している。

 同時に、横山大観特別展示室では、富士山の世界遺産登録一周年記念として、所蔵作品130点の中から人気の高い代表作品を一挙公開中。また、北大路魯山人や河井寛次郎のコーナーでは、技巧的な美ではなく、重厚な存在感と個性がほとばしる迫力に圧倒される。

021 さて、もう一つの美術館の特色は、アメリカの専門誌が行っている「日本庭園ランキング」で、初回から10年連続日本一に選出されている広大な日本庭園。

 
023024_2 美術館の創設者(足立全康)の「庭園もまた一幅の絵画である」の言葉通り、後方の山や木々を取り込んだ借景技法による造形美は秀逸で目を奪われる。また、庭園の面積は、兼六園の約1.5倍の5万坪におよぶ広大さで、まさに庭園絵画の景観を彷彿させる。

 6月15日からの2泊3日の島根の旅は、「旅人は時として詩人・哲人になる」と思わせた。


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