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時悠人chosan流処世術

★日本の危うさ

2010-02-04 09:47:19 | 日記・エッセイ・コラム

 悲願の政権交代が実現し、注目していた今通常国会が全く不毛の議論に終始し、国会中継に耳を傾ける気になれない。

 与野党の攻防は、連日、小沢氏を巡る「政治と金」問題ばかり。更に、マスメディアが舞台裏を微に入り、細に入り解説する姿勢は異様だ。政治家と金・モラルの問題には、積年の不信感があるのは事実だが、どこかに暗く危うい意図すら漂う。

 司直の捜査の手にある事件に関して、憶測で世論を形成し、「進退を世論に託すべき」という構図に恐怖すら感じる。次元が異なるが、朝青龍暴行事件で浮き彫りになった不可解な相撲社会。だが、分かり難くしているのは、興味本位で報道するメディアの軽薄さが原因だ。

 情報がリークの形でメディアに流れ、世論に予見を与えようとする手法は慎むべきだ。小沢氏問題に関する検察の最終判断が下されたら、次は、前政権の「3.5億円の官房機密費の使途」についても真剣に取り組んで貰いたい。機密費は、国民の血税だけに事は更に重要だ。

 そうでないと、市民団体から告発を受けている事件の扱い方として、公平性を欠き、日本の民主主義の根幹を揺るがしかねないと危惧する。


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