千恵子@詠む...................

リンクにて開く世界は万華鏡 あれやこれやと交差の果てへ

デジタルで刻印された二人なり 「流浪の月」よ凪良ゆう書く

2022年06月07日 | 詠む

「流浪の月」   凪良ゆう   東京創元社

父が病死、母は男を求めて旅立つ。そして幸福で自由な世界は終わってしまった9歳、更紗。

縛りのきつい叔母の家では、夜な夜な従兄が体を触りにくる地獄。

家に帰りたくない。場所をくれたのは、文。幸福な2ヶ月間。

しかし破綻はやってくる。ロリコン大学生の少女誘拐。デジタル・タトゥー化。

世間は勝手に親切、自己満足の嵐。あー、やだやだ。

懸命に生きる更紗に、恋人は庇護者ずら。勝手に疲れて4年で破綻。

美人で料理上手で控えめな更紗。今の恋人は「傷物は、お買い得」だと思ったんかね。

支配欲ぎらぎらで、うまくいかないとDV爆発の最低野郎。

それじゃあ、文が恋しくなるよね。いや、恋じゃない。自分の居場所の問題だ。

最後の頃、涙が出そうになったけど...更紗、文、梨花の繋がりに光明を見る。

映画では、どういうふうか。気になるぞなもし(なぜか愛媛弁)。

 

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