父が病死、母は男を求めて旅立つ。そして幸福で自由な世界は終わってしまった9歳、更紗。
縛りのきつい叔母の家では、夜な夜な従兄が体を触りにくる地獄。
家に帰りたくない。場所をくれたのは、文。幸福な2ヶ月間。
しかし破綻はやってくる。ロリコン大学生の少女誘拐。デジタル・タトゥー化。
世間は勝手に親切、自己満足の嵐。あー、やだやだ。
懸命に生きる更紗に、恋人は庇護者ずら。勝手に疲れて4年で破綻。
美人で料理上手で控えめな更紗。今の恋人は「傷物は、お買い得」だと思ったんかね。
支配欲ぎらぎらで、うまくいかないとDV爆発の最低野郎。
それじゃあ、文が恋しくなるよね。いや、恋じゃない。自分の居場所の問題だ。
最後の頃、涙が出そうになったけど...更紗、文、梨花の繋がりに光明を見る。
映画では、どういうふうか。気になるぞなもし(なぜか愛媛弁)。