千恵子@詠む...................

リンクにて開く世界は万華鏡 あれやこれやと交差の果てへ

つれさられ騙され売られ「慰安婦」の 七十年後の「重重」かなし

2015年02月10日 | 詠む

「重重 中国に残された朝鮮人日本軍「慰安婦」の物語」 安世鴻 大月書店

言葉もでないほどの衝撃。

------------- 目次 -------------------------------------------

序文 死んでからでも故郷の土に還りたい

イ・スダン 家族の送ってくれた一枚の写真だけが、私の唯一の家族だよ。

キム・スノク 逃げるってどこに逃げるんだい? 捕まったら殺されるよ。

べ・サムヨプ 一週間、血が出っぱなしだったよ。痛いし腫れるし、歩けやしない。

キム・ウィギョン 咲いている花がむしり取られたようなもんだよ。

パク・テイム 夜には寝かせてもらえないし、アレをしなけりゃご飯もおあずけさ。

ヒョン・ビョンスク 魂は朝鮮に行ってるよ。見る夢も朝鮮の夢さ。

パク・ウドゥク できれば故郷で暮らしたいねえ。

パク・ソウン 寄る年波には勝てないねえ……長年暮らしたここがもう故郷だよ。

後記 写真で重重と積もった恨を解く

解説 中国に置き去りにされた朝鮮人「慰安婦」問題を問う意味(金富子)

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