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鉄道営業法いはん!? 三十年まえ天皇弾圧

2019年02月27日 | 詠む

 

クリエイティブ・コモンズにて、転載。

 

救援連絡センター発行「救援」紙の、2面の連載コラムより

鉄道営業法いはん!?   三十年まえ天皇弾圧 

大喪の礼、たいそうのれいって知ってる? 大きく喪うって、なにやら偉そうな漢字の儀式。崩御と斂葬を表わすんだとさ。ほうぎょかあ、れんそうなんて読めないよねえ。要するに、うざい天皇葬式。

三十年前さ。天皇が下血して数ヶ月間、歌舞音曲が自粛になったんだ。そんでもって「大喪の礼」が二月二四日にあって、反対する私らは早稲田で祝賀集会をやったんだよ。音楽とかいろいろ賑やかしく。

そしたら同居人の平井くん、家に帰ってこないんだよ。終電車は、とっくに無くなってるのに。

ぎゃー、なんと鉄道営業法違反で逮捕されたのだった。高田馬場駅で「日の丸」燃やした人らがいた。駅員が来たら火付け人達は、ぴゅーっと逃げた。すたこらさっさ、ほいさっさ。

ところが猿のように手を叩いて見ている平井くんは捕まっちまった(想像)。やってないからこそ、逃げなかったんだろうなあ。

駅員は、世界中から国賓が来る厳かな式典の夜に「国旗」が燃やされる不敬事件に驚愕したもよう。あたふた。どうしよう前代未聞。それっ、とりあえず怪しいヒッピー長髪を捕まえよう。いけいけ、どんどん。

平井くんが「火を付けるのを見たのか」と聞くと、見てないと。それ、おかしくないかい?

そもそも、馬場から浦和まで電車に乘らないと帰れないじゃん。駅の切符売り場に行くよね。あたりまえのこと。こんなんで捕まえていいのかい。面目を立てるために、怪しい奴を捕まえるって狭山事件と同じ発想。

警官が来てからは、黙秘。救援連絡センターの弁護士が派遣されてきて「名前くらい言えば」と忠告されても、黙秘。がんばる平井くん。

三十時間強で釈放されたが、いやあほんと二三日間でなくて良かったあ。ぜったい解雇だからね。現実、その数年後に山中事務局長から北朝鮮に誘われて、勤務先の特許事務所に言っただけで解雇なんだもん。

釈放されたときに看守から言われた言葉。「中核派の大物なんですね」なんだと。ちがうわい作風がっ。わしが滅茶苦茶けんこんいってき公開して電報作戦やって騒ぎまくり、果てはメロディ電報まで来てるじゃないか。

懐かしがってる場合じゃない。なんだかこのごろ、天皇でばってる。つまんないことで、あれこれ敬語使いまくりの報道。朝から気分が悪くなること多々。なーにが「こんじょーへーか」だ。げろげろ。

この二月には大阪府警は反天皇活動の三人を「詐欺罪」&マネロンで逮捕。許すまじ。
 

 鉄道で連想した画像

「下山事件 最後の証言」 柴田哲孝 祥伝社文庫


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