「下山事件 最後の証言」 柴田哲孝 祥伝社文庫
松本清張の「日本の黒い霧」にもでてくるけど、小説「下山事件 暗殺者たちの夏」を読んだら、気になって同じ著者のドキュメント。
関係者の孫だけあって資料、手掛かりが豊富。
帯には「読み出したら止まらないので要注意」、米原万里。
-------------- 目次 緑字は千恵子メモ -----------------
第1章 血族
92 満州帰りの機関士は、半年後に不審死 ほかにも胡散臭い
第2章 証言
210 亜細亜産業は機関車の部品を国鉄に納めてた 伊藤律 鍋山
第3章 総帥・矢板玄
176 いきなり日本刀を突きつけられ 満鉄 国鉄 東武鉄道
第4章 検証
354 満州鉄道の関係者は裏切者を処刑するときに、列車に轢かせてバラバラにした 自伝「李香蘭」
369 時効まぎわの偽証言の数々
448 エリザベス・サンダース・ホームはCIAの支部? 統一教会の設立と、児玉誉士夫と岸信介と
455 国鉄民営化 三菱
467 チフス 石井部隊
第5章 下山総裁はなぜ殺されたのか
514 電化計画 変電所の建設
557 「極東の工場 軍事基地」としての日本
終章 慟哭
592 殺す側も殺される側も、ある意味では満州鉄道の子供たちではなかったか