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千恵子@詠む...................

リンクにて開く世界は万華鏡 あれやこれやと交差の果てへ

子連れでのホームレス歴5年とは 「渡辺てる子の放浪記」嗚呼

2022年01月31日 | 詠む

「渡辺てる子の放浪記  もう悔しくて悲しくて、怒ってんだ私は!」 渡辺てる子 林克明 同時代出版

冒頭に模索舎がでてくる。嬉しい。でも、なにゆえに店名を出さないのかしら。1979年よりも前からミニコミの拠点。存在だけで嬉しいところなのに...何故に匿名にするのか理解できない。

いやあ、びっくり。てる子さんホームレスしてたのは漏れ聞いてた。二十歳で、左翼もどき男に騙され放浪。二児を産んでも5年間の放浪。信じられないような実話。純なひと。

後半のユーチューバー男は、知らないので...もひとつ実感が湧かなかった。

れいわ選挙に誘った林さん。次の選挙ようの本なのかしらん。

スレイマンの「レイバー英語」卒業生なかまの彼女。落選して残念だけど、姐さんの飛躍を期待したい。

ーーーーーー 目次 ーーーーー

はじめに――魂の叫び

第一章 ホームレス放浪記
   ◇運命の出会い
   ◇奇妙な駆け落ち
   ◇働いてお金を稼ぎたい!
   ◇ある夜の出来事 ゴールのないマラソン
   ◇新しい生命の誕生
   ◇赤ん坊を守ること、親子三人同時に死ぬこと
   ◇長距離トラックの運転手「一緒に飯でも食おうや」

第二章 シングルマザーの放浪
   ◇五年ぶりの東京
   ◇てる子は騙されていた
   ◇母子家庭のはじまり
   ◇働く喜び 生命保険の営業
   ◇背中に走る激痛で一ヵ月入院
   ◇阪神淡路大震災後のレポート
   ◇四〇歳過ぎて派遣労働者になる
   ◇職場で倒れ救急搬送「あなたの健康管理が悪い」
   ◇二時間早く出社し早朝勉強
   ◇政治家への「前史」労働者派遣法改悪反対運動
   ◇れいわ新選組から誕生した「てるちゃん」
   ◇もしかしたら世の中が変わるかもしれない

第三章 社会の現実 DaiGo差別発言を考える
   ◇大貧困化時代の「酸素吸入」と「輸血」
   ◇「野良猫とホームレスを同列に扱うのは猫に失礼」とDaiGo
 ●渡辺てる子講演録
   ◇誰が悪いかではなく何が問題か
   ◇差別と排除の残酷性
   ◇露悪的な本音が受ける社会の危機
   ◇私ですらホームレスを差別する気持ちがある
   ◇居場所がない人々
   ◇食べ物を買うお金くれませんか――新宿の街で

第四章 現実を直視した後に希望が見える
   ◇一九九〇年代後半から始まった排除アート
   ◇矛盾に満ちた現状を無批判に容認
   ◇DaiGoファンの心のうち 成功者と自己一体化
   ◇自己啓発本ばかり売れる社会の病巣
   ◇社会性がなく「自分だけ」の自己啓発本
   ◇誰でもがDaiGoに成り代わる危険性
   ◇ウィークネス・フォビア(弱者嫌悪)という歪み

おわりに――声を上げられない人々の声・生き方・苦しみを聞きたい

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