「法服の王国 小説裁判官」 下 黒木亮 産経新聞出版
↑ リンクの週刊金曜日の取材記事
>三和銀行(現・三菱東京UFJ銀行)の過剰融資事件に巻き込まれたのがきっかけです。行員時代の上司と銀行の法務室が結託し、銀行を辞め作家になっていた私に責任を押しつけようとしました。
そうなんだ作者の黒木亮自身が被害者なんだ。
>当時の春日通良裁判官は東京大学法学部卒のエリートで司法試験の考査委員も務めるほどですが、法廷で居眠りし、銀行側の言い分を丸写ししたような判決を出した。なぜこんなにもデタラメなのか調べてみようと思ったのです。
なるほど。実名部分は一〇〇%事実。
まざまざとブルーパージの様子を描いた上巻から、下巻は各々の裁判官模様を活写。
8割実話という。よくぞ調べた。
-------------- 備忘メモ ---------- 弥縫しているメモ -----------
10 裁判官会同 敵は原告適格の摺り合わせしてるんだ
17 を 鬼頭判事補 こんなに酷かったんだ
33 結審間近に裁判長を変える ずっるーい
81 はれんち判事の奇策
163 最高裁判事は皇室行事に頻繁に出席しなくてはならない 長官になれば外遊の時の空港の送迎
217 原発のリミッター(速度制御器) 耐震設計は普通の建物と同じの、もっとも緩い基準
252 じん肺 ちょっと書けないほどの苦しみ 時効 → 269頁の奇跡の判決
292 進行協議 1年間の原発レクチャー
307 元・最高裁長官 裁判員裁判について、「国民を審理に入れておけば、仮に冤罪があったとしても裁判所への風圧はやわらぐ。しかも、昨今の犯罪被害に対する国民感情の高まりも量刑に反映できるから、量刑に関して世間やマスコミから叩かれることもない。」
360 住基ネット 判決後の裁判長の自殺 とても胸が痛い