千恵子@詠む...................

リンクにて開く世界は万華鏡 あれやこれやと交差の果てへ

ひたひたと「公の時代」ぞ眼前に  卯城Chim↑Pom松田修と

2020年01月17日 | 詠む

「公の時代」  卯城竜太(Chim↑Pom)   松田修  朝日出版社

一橋大学でのChim↑Pomと鵜飼哲のゼミなりき 東京五輪アートから問うでの話。真綿の首絞め現象じわじわを聴いたので、読む詠む。

復興、オリンピック、芸術祭、都市再開発、表現の自由…。“ブラックボックス化”した大正の前衛アートを手がかりに、開かれた社会と個について語り合う。ウェブ版『美術手帖』連載を…

復興、オリンピック、芸術祭、都市再開発、表現の自由などなど。“ブラックボックス化”した大正の前衛アートを手がかりに、開かれた社会と個について語り合う。これは紹介文の説明より。

ウェブ版『美術手帖』連載を纏めた一冊。対談なので「まんま喋り」口語体なのだが、多用される片仮名についていけない面もあった。新たな検閲、安全安心!?社会を危惧するひとには注目の書なり。

---- 目次 緑字は千恵子メモ ----------

はじめに 卯城竜太

1. いまアーティスト論を語るということ  12 キューレーターが描く「世界像」かあ

2. 「マジョリティ」園の出現

3. にんげんレストラン」は生きていてた  52 高円寺での路上の規制で活気がなくなる 54 人間の証明 そんなのやってたんだ新宿

4. 公化する個、個化する公  73 権力の監視や政治参加がオワコン化 んー、そこまで軽く言われちゃうとなあ 事実だろうけど 82 放射能も福島もNGワード

5. 日本現代アートの始祖・望月桂と黒耀会 +福住廉  106 小泉明郎作品 天皇を消すのも展示不可 そりゃひどい

6. 横井弘三が夢見た理想郷の建設  114 知的障害の説もあった大正天皇が詔勅を遠眼鏡に見立てた、事件 131 理想建設事業か

7. 大正の前衛が開いた個のポテンシャル

8. 「表現の自由」が問われた芸術祭 +津田大介 200 ニューヨークの美術館デモ おもしろい やりたい 214 プロセスがガラス張りな公開検閲

9. 新しい公共をつくる方法論とは +青木淳  249 広場は道の扱い ふーん 263 住宅地のなかの体育館

10. アーティストたちよ、表層を揺さぶれ  273 アイ・ウェイウェイ ろくでなし子が北京で逢った芸術家だよね

おわりに 松田修

卯城による「日本の前衛」DIY年表

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