千恵子@詠む...................

リンクにて開く世界は万華鏡 あれやこれやと交差の果てへ

「とめどなく囁く」ものはなんだろう  富豪の妻と桐野夏生と

2020年07月03日 | 詠む

「とめどなく囁く」  桐野夏生  幻冬舎

さて、失業3日め。

わたしと全く違う小説を読む詠む。早樹は41歳。富豪の妻だ。第1頁から、セレブ感たっぷり。

でもなぜか早樹に同調していく。親が公立学校教員という出自のせいか。夫をなくした過去のせいか。

そういえば70歳超えの富豪も、突然に配偶者をなくしたことが「しこり」になっているのが次第にわかる。

サスペンスフルな展開のあと、最後はこうなるのかと感慨に耽る。

東京新聞などに連載された人気の本。図書館1年待ちだもんね。

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