千恵子@詠む...................

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模擬裁判やってみたらば面白い 裁判官など至れり尽くせり

2018年02月10日 | 詠む

埼玉弁護士会の企画。模擬裁判に参加した。

進行役の高山裁判長は一所懸命に裁判員たちに説明してくれる。前橋から新幹線通勤してるんだって。高給取りなのかなあ、やっぱり。珍しい機会なので黒ガウン触らして貰った。絹なのだが、裾などぼろぼろ。

20代40代の裁判官は、ふたりとも長身イケメン。こっちの黒ガウンは、ポリエステル製。触ると安っぽい。お茶や弁当を配ってくれたり親切。ペットボトル茶いがいにも、コーヒー紅茶や緑茶と電気ポット、菓子まで用意されている評議室。噂に聞いた部屋だ。読んでいる時間などないが、一般雑誌まで用意されている。

法廷。裁判員の席って高くて立派。マイクもついてて、椅子も豪華。偉そうな気分になっちゃうなあ。2日間に亙って「裁判員」さまさま扱いなのだ。

みんな真剣に話し合いをするので、批判的な私も次第に白熱してしまう。こうやって国民総動員体制になるのかと感慨深い。

日当1万円を貰ったあとに、自主的に「お茶会」するほど濃い体験だった。

違和感を持ったのは、弁護士が被告人を「犯人」と呼ぶことだ。被害者との会話だし罪を認めているからだと。いや、恐喝未遂や銃刀法違反(果物ナイフ)は認めてるけど、殺意は認めてないよ。これから有罪か無罪かを決めるのに、なんで犯人と呼ぶのかなあ。被告人と呼ばないんだ。「何人も有罪と宣告されるまでは無罪推定される」んじゃないの? とくに裁判員は影響されちゃうと思う。犯人という言葉の連呼に。

足利事件では、菅谷さんは法廷で勇気を奮って「やってない」と言ったら弁護士に叱られて撤回したなあ。弁護士って、そんなに偉いのか。

画像は 裁判員制度の真相おそろしや 猪野亨らの花伝社本

「まえがき」は、小出重義弁護士。埼玉で「まっぴらごめん裁判員」集会で活躍してるひと。

「研究コラム」新穂正俊弁護士も、埼玉弁護士会。わーお、埼玉県民としては心強い。

「おわりに」の田中重仁弁護士もだ。そういえば埼玉弁護士会の集会って、情熱にあふれてたなあ。

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