千恵子@詠む...................

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エロスと「わいせつ」のあいだ 表現と規制の戦後攻防史 園田寿 臺宏士 朝日新書

2016年09月17日 | 芸術

エロスと「わいせつ」のあいだ 表現と規制の戦後攻防史 園田寿 臺宏士 朝日新書

ポルノ漫画を巡る裁判で弁護側の学者証人になった際、「あなたはこの手の本を見過ぎているから、感覚が麻痺(まひ)している」と判決に書かれてしまった園田寿

元毎日新聞記者で、7月には「憲法と表現の自由を考える出版人懇談会」で最前列で話を聞いた臺宏士

表現と規制の戦後攻防史を、コンパクトに纏めてある新書。

長岡義幸など当事者関係者へのインタビューもあり。

------------ 目次 緑字は千恵子メモ -----------------------------------------

第1章 性表現で、いま何が起きているのか

 「春画」掲載で警視庁が週刊誌を「指導」 文春の編集長が3ケ月休養!?

 問われた性表現 ろくでなし子事件!?

 アダルトビデオの問題 ― ビデ倫の有罪が確定 解散したんだ

 漫画表現も摘発対象に ― 松文館事件 平沢勝栄議員がらみの告発

 祭事と猥雑性―「かなまら祭」・金山神社 LGBTフレンドリーだったりする

第2章 文書もかつては「猥褻」だった 歴史のお勉強と

 刑法175条はどのように生まれてきたのか 

 文芸作品と猥褻罪

 チャタレイ裁判とは何だったのか

 悪徳の栄え裁判とは?

 四畳半襖の下張裁判の波紋

第3章 新しい時代の「猥褻」 今時のお勉強と

 児童ポルノと猥褻

 サイバーポルノと刑法175条の改正

 これからの「猥褻」

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