『さらば、裁判員制度 -司法の混乱がもたらした悲劇-』 西野喜一 ミネルヴァ書房
新潟大学法科大学院の教授だった西野喜一さんの精緻なまとめ。
「裁判員制度はいらない!大運動」の「全国情報」が実情を率直、詳細に報道していたが2013年以降は形態も内容も顕著な差異。56頁。
著者は「裁判員制度はいらないインコのウェブ大運動」を見てると。そうだよなあ。
--------------- 目 次 ------------------------
はしがき
序 裁判員制度の悲劇とは
第1部 裁判員制度の概要-制度の悲劇
第1章 裁判員制度はどのようにしてできたのか
第2章 裁判員制度とはどのようなものか
第Ⅱ部 「司法制度改革」の現在の姿-運用の悲劇
第3章 裁判員制度の本当の『正体』とは何か
第4章 恐怖の裁判員制度
第5章 裁判員制度に期待したそれぞれの夢と思惑
第6章 痩せる一方の制度の理念
第Ⅲ部 最高裁判所と裁判員制度-変節の悲劇
第7章 最高裁判所の変節
第8章 最高裁判所大法廷判決
第9章 疑問① そもそも憲法上国民の司法参加は可能なのか
第10章 疑問② 裁判員法は憲法に適合しているか
第11章 疑問③ 国民負担はどうなるのか
第12章 制度折哀の悲劇と裁判官全員一致の怪
第13章 裁判員制度の未解決の問題を追究する
第14章 裁判所侮辱罪との関係
終章 正義のゆくえ
あとがきに代えて- さらば、裁判員制度