千恵子@詠む...................

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「光秀の定理」なるほど友垣の 三者三様ゆかいな歴史

2014年04月15日 | 詠む

光秀の定理」 垣根涼介 角川書店

定理は、れんまと読む。サンスクリット語だって。

最初に覚えた印象が強くて、明智光秀って裏切りものの代表みたいに思ってた。

眉目秀麗、泣き虫、妻と仲良し。えっ、そうなんだ。

食い詰めた兵法者の新九郎、愚息という人を喰ったような名の坊主と、と、京都で外交官をしてた十兵衛。

三人が、ともだち。友垣になる。

笑いがこぼれる成長譚。

垣根涼介の小説は八割方読んでるけど、名作「ワイルド・ソウル」に次ぐ出来。

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