私の中で「めんちかつ」といえば、これなんです。
昭和40年代のあの頃、たしかにこのカツのことを「めんちかつ」と言ってました。
中身はさつまあげ的なかんじ。
魚肉のミンチ(だからめんちには違いない)ににんじんとか、マカロニ、玉ねぎなんかも入ってるかな?を混ぜてカツにしてあるものです。
で、大人になって本物のメンチカツを食べた時、「えっ!じゃあ、あれは一体なんなの?」
まったくの別物じゃんと知り、愕然としました。
私たち世代って、つくづくまがい物を食べて育ってきたんだなって思います。
ソーセージ、ハンバーグ、メンチカツ・・・
たぶん、当時お肉は高価で、それを使って庶民的な価格で製造することができなかったから、安価な魚肉や馬肉なんかで似たものを作ってたんですね。
けど、それが今ではなつかしい味。
ヒロシは魚肉ソーセージが大好きで、「これに塩コショーかけて、焼いて食うとうまいんだよな」と言ってますし、私はこの「めんちかつ」が大好きです。
フライパンで油を引かずに、焼き目がつくくらいに焼いて食べるとおいしいんですよね~
今では「カニ風味めんち」って商品名になっています。(カニの風味なんて全然しないけど・・・)
昭和なものシリーズ、なぜか食べ物の話題が多いな・・・