チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
+昭和50年代~現在のお話も・・・

ゾウの時間とネズミの時間/本

2007年12月07日 | 
 本日はチエのお気に入り本の紹介です。

息子たちが小さい頃、「たくさんのふしぎ」という月刊誌を購読していました。子供達に読ませようと思いながら、一番楽しみにしていたのは私でした。その中に、動物学者 本川達雄さんの「絵とき ゾウの時間とネズミの時間」がありました。

  ぼくたちの心臓は、1分間に60~70回うつ。
  1秒にほぼ1回、ドキンとうつかんじょうだ。
  ところが、ハツカネズミは1分間に600回近くうつ。
  0.1秒に1回。なんと10倍もはやく、ドキドキドキドキとうっている。
  ゾウは1分間に30回。ドキンとうつのに2秒もかかる。
  大きいものほど、ゆっくりと心臓はうっているんだ。
                    (本文より抜粋)

そして、動物はみな、心臓が15億回打つと、寿命なのだそうです。
ネズミの寿命は 2年。
ゾウの寿命は  70年。
それぞれの動物の心臓が1回打つ時間を基準にすれば、ゾウもネズミも全く同じ時間を生きているというのです。
どうやら、神様は動物に平等な時間を与えてくださったようです。
 そこで、私は、人間について考えてみました。
人間の15億回は、45年前後。
昭和20年頃まで人生50年と言われていた時代に、私たちは正しく生きていたようです。
現在の日本人の平均寿命は、男性79歳、女性85歳。
なんだか、神様に背いているような気がします。
私も、もうすぐ、50歳。
これから先は、おまけの人生。大切に生きてゆきたいと思う。

大人向けに「ゾウの時間 ネズミの時間」(中公新書)が出ていますので、興味のある方はどうぞ!


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8 コメント

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心拍数 (谷やん)
2007-12-07 22:54:58
一生で15億回ですか?!
実はこの話聞いたの初めてなんですが、自分でも一生に脈打つ心拍数は法則があるような気がしていました。
スポーツマンなどは若いうちにかなり心拍数を稼いでしまいますね?!
やはり、寿命に影響があるのでしょうか?!
調べてみると面白いかも・・・
チエちゃん、学会で発表しましょう・・・
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Unknown (薬作り職人)
2007-12-08 07:54:08
中公新書版、もってます。
絵本版があるのは知りませんでした。生き物には平等な時間が与えられている、、やはり、医学が発達しても寿命には限界があるのかな?などと思ってしまいました。
寿命には限界があっても、幸せには限界がないと信じたいです。
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そうなんですってね (うし)
2007-12-08 11:40:41
うしも、心臓の寿命の話は聞いたことがあります。
時々早く打つ発作性頻脈という症状を持っているうしは
瞬間的に、一分間に90~150回くらいになるときがあり
そう長くは持たないだろうと自覚しております。
だからこそ大切に生きたい、この瞬間。
瞬間、瞬間の積み重ねが私の一生。
ゆったりと生き急いでいこうと思います。
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学会で発表? (チエ)
2007-12-08 20:18:23
> 谷やん
それも、おもしろいかも?
谷やん、協力してくれる?
でも、きっと、本川博士が発表してますよ。
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いらっしゃいませ (チエ)
2007-12-08 20:23:28
> 薬作り職人さん
お久しぶりです。こちらからは、さぼっておりまして申し訳ありません。
大人向け「ゾウの時間、ネズミの時間」は、ちと専門的ですね。
絵本は解りやすいです。
限りない幸せに気付かないことも多いんじゃないかしら・・・
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この瞬間を大切に (チエ)
2007-12-08 20:28:41
> うしさん
身体を労わって、末永く使っていきましょうね。
寿命の倍近くも心臓を使っているというのに、人間よ、謙虚さが足りないぞ!
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そーなんですよね (DADDY)
2007-12-09 09:33:49
〉大きいものほど、ゆっくりと心臓はうっているんだ。
そうなんです!だから、ネズミ等の小動物を巨大化して
食用にとか考える人がいたらしいがその仕組みまで変えられない
ので、すぐ死んでしまって実用化できなかったらしい。
〉どうやら、神様は動物に平等な時間を与えてくださったようです。
最近は平等でなくなってきたようですね。いい方に変わって
くれればいいですが・・・。と、まじめな話をしてしまった!
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はい、よい方向にむかってほしいです (チエ)
2007-12-09 20:16:19
> DADDYさん
コメントありがとうございます
小動物を巨大化して、食用にですか?
最近の遺伝子組み換えやクローンなんてのも、このためなんでしょうか・・・・
どうも、神の領域まで侵している気がしてなりません。
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