チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
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ぬか床

2024年06月06日 | チエの玉手箱
ぬか漬のシーズンですね。
市販のぬか床を買ってきました。

私の母は、自家製のぬか床を何十年もずっと使い続けていました。
糠や塩を足したり、漬けた野菜から出る水分を取ったり、毎日かき混ぜたりとその管理は結構手間がかかります。
母はぬか床の樽を納屋に置いていましたから、カビが発生しないよう塩分濃度をかなり濃くしていました。
なので、きゅうりなら2時間程で漬かってしまうのでした。
「こうして塩をぎっしりしておけば、夏の間も(ぬか床が腐らず)大丈夫なんだ」と、よく言っていました。

そのぬか床を処分したのは2019年の夏の初めだったと記憶しています。
「もう、きゅうりも漬けらんにがら、あのぬかみそを処分すっぺ。」
その頃の母は足腰がすっかり弱り、納屋へ行くことも、ぬか床をかき混ぜることも出来なかったのです。
そして何より、きゅうりを漬けても一人では食べきれなかった。

その年の秋、母は転んで動けなくなり、我が家へと身を寄せたのでした。


私は母のようにぬか床の管理ができませんから、市販のぬか床を購入し、1シーズンだけ管理することにしています。
昨日書く予定だったこの記事、一日遅れたので買ってきたぬか床で漬けたきゅうりの写真も添えます。
美味しく漬かりました!😋